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JL1NIE ’s blog

趣味のアマチュア無線やプログラミングについて徒然と。

KX2導入

 かなり衝動的ですが新しいリグを買ってしまいました。22日の夜、子供達よりも一足早くサンタが運んできたのがこちら。

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 ElecraftのKX2です。SOTA仲間のJP1QEC局も先に購入されているのですが、評判を聞くにつれ、ついついポチッとしてしまいました。

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 大変コンパクトなリグで重さも380gしかありません(電池無しの状態)。

 裏蓋を開けたところがこちら。電池を入れるスペースがあります。RTCのモジュールをオプションでいれたのですが、電池内蔵が前提なのかバックアップがスーパーキャパシタのみで数時間しか持ちません。これはちょっと誤算。

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消費電流は送信時(14MHzでダミーロードで計測)で、

      2A@10W

      1.5A@5W

      1.16A@2.5W

受信時は

  バックライト消灯時138mA

  点灯時158mA
とずいぶん小食なようです。

 出力も最大10Wと若干控えめですがSOTAで使うには十分でしょう。ちなみにファームウェアのバージョンはMCU2.69 DSP1.49となっています

 KX3と異なり160m/6mに対応していません(160mは受信のみ)。またKX3はダウンコンバージョン後のフィルタがオプション設定でありますがKX2は付けられないようです。ほとんどのパネルのスイッチには複数の機能が割り当ててあります。若干慣れが必要かもしれませんが、使いにくいことはありません。

 RTTY/PSK31,63にも対応し(パドルからモールス符号で入力します)、CWのデコードも出来るようです。IF帯域内で同時にVFO A/Bの周波数を受信する(VFO Aの+7KHz から-23KHzまで)、所謂デュアルワッチができるようです。CWのキーヤは最初スクイーズ動作がうまくいかなくてびっくりしましたが、モードBというのに変更すれば普通に打ちやすいキーヤでした。

 早速自宅でTS-590と聴き較べをしていますが、第1印象は静かなリグ。ダイレクトコンバージョンのSDRだからでしょうか。ステレオヘッドホンで聞くとなんだか立体感のある音がします。オーディオ帯域でディレイをかけているそうで、疲れにくく弱い信号がとりやすくなるとのこと。

 CWフィルタは50Hzまで絞れます。300Hzでもリンギングがあまり気にならないので常用できるレベルです。また非常に帯域の狭いAudio Peak Filterもついているためイザというときには役に立つと思います。

 Noise Blanker/Noise ReductionはDSPによる実装と思われます。NRは自宅では必須になってしまっているTS-590のNR2に比べるとちょっと貧弱な感じ。レベルを上げると目的の信号が消えてしまうことがありました。

 Noise Blankerは自宅の周りのパルス性ノイズには効くようですが、7MHzなど強力な局がひしめく環境だとNBの帯域内にある信号でゲートがバタバタするためスプラッタのような音が聴こえます。7MHzでノイズレベルすれすれの信号を200Hz上に9+20dBの局がいる状況でTS-590と聴き較べをしてみたところ、NBを入れた状態ではガサガサとカブリが感じられます。NBをオフしたところかなり改善するので、今後のファームのアップデートに期待でしょうか。いずれにせよノイズの少ない山の上ではNR/NBが活躍する機会は少ないと思われます。

 6m/2mのトランスバータのオプションは設定されていないようですが、メニューでイネーブルし周波数を設定することでバンド選択が可能になります。IFも各設定毎に7,24,21,28MHzが選択でき出力も100mWまで落とすことができます。ACCジャックにはキーイング用の出力もありますので比較的簡単に自作することが出来ると思います。出来合いのトランスバータですとこんなのがありますね。

  またRTCモジュール(KXIO2)にはバンド毎に2bitのオープンドレインの出力端子(AUX1/2)が付いています。アンテナの制御やトランスバータの切り替えなどにも使えるかと思います。

 せっかくのKX2ですが残念ながら年末年始の休みが入り変更申請が完了するのは年明けになってしまいそうです。早くアクティベーションで使ってみたいところです。

(おまけ)

 KX2の筐体がかなり華奢な感じがするのでザックへの収納方法を検討中です。以前HB-1BのVRの軸を曲げてしまったことであるので今回は気を付けたいと思います。また液晶部分のアクリル板に傷がつきやすそうなので100円ショップの液晶保護フィルムを張っておきました。

 収納方法で一番簡単なのがiPadタブレット用のソフトケースにしまう方法。出っ張りはエンコーダ部分だけなので近くの公園などザックにあまり荷物を詰め込まないならギリギリOKかも。

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 ちゃんとしまうならタッパーに緩衝材を積めてパドルと一緒に。ザックに押し込むならこちらの方が安全かもしれません。重さはちょっと嵩んでパドルとケース込みで680gになりました。

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砥山(JA/TK-034)

 年末慌ただしい中、新しいSOTA山を続けてアクティベーションしています。今日は枡形山無線倶楽部のJG1GPY局と一緒に東京檜原村にある三頭山(JA/TK-005 GPYさん担当)、砥山(JA-TK034 当局担当)をアクティベーションしてきました。

 朝6時、GPY局の自宅までお出迎え。カーナビに目的地をセットして下道で奥多摩を目指します。気温は5度。まだ辺りは真っ暗ですが、それほど冷え込んでいないようです。20号を西へ。辺りも明るくなり奥多摩の山々が綺麗に朝日に映えます。山頂が特徴的な大岳山も見えてきました。

 軍畑を過ぎ、鳩ノ巣奥多摩を過ぎたあたりでスマホをみると目的地近くとの表示。「あれ、もう少し先のはずだけど?」。スマホを良く見てみると「都民の森」で検索した時に「奥多摩都民の森」をゴールにしていたようです。気を取り直して風張峠から「檜原都民の森」を目指すことにしたのですが、なんと奥多摩周遊道路のゲートが開くのが10月以降は朝9時から。ゲート前で30分近く待たされることになりました。

 結局「檜原都民の森」についたのは9時半過ぎ。ここからGPY局は三頭山へ、こちらは砥山を目指します。

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 森林館から鞘口峠方面へ。炭焼き窯の前で右手に折れ、里山の路経由で砥山を目指します。

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 途中、立岩というところからみた丹沢の山々。遠くに蛭ヶ岳も見えます。

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 山道には霜柱が沢山。昨晩は冷え込んでいたようです。

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 途中特に急なところはありませんが、最後に階段があります。

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 その先、少し小高くなった木立の中に山頂がありました。ここまで炭焼き窯から30分ほど。とても気楽に登れる山です。

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 山頂の西側斜面が開けていることから、ここにアンテナを展開することにしました。木立が多いことから場所を選ぶ必要がありそうです。

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 今日は同一条件でEFHWとどれくらい飛びが違うのか確認するためInvDPを持参しました。木立にエレメントが引っかかるため場所を選んだりエレメントを展開したりと30分近く右往左往。やっと展開できたところでリグに同軸を繋いだところ、どうしてもSWRが下がりません。しばらく使っていなかった為どこかに接触不良があるようです。折角持ってきたのに残念。

 気を取り直して、いつものEFHWを展開。スポットを見ると権現山(JA/YN-054)をアクティベーション中のJF1NDT局を発見しました。見通し距離にあるためかメータもフルスケール。早速S2Sをゲットしました。

 自宅に帰りRadio Mobile Onlineで調べたところ、本当に見通しで8Kmの距離でした。下図左側が砥山、右側が権現山になります。

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 21MHzではVK3ARR局がSOTAアクティベーション中とのこと。深いQSBでピークではコピーできるのですが、QSOは難しい様子。再度14MHz戻り、隣山のJG1GPY局をコール。二つ目のS2Sとなりました。GPYさんは新たに導入した10mのポールに14MHzのフルサイズのバーチカルEFHWを展開中とのこと。良く飛んでいるようでパイルを浴びています。

 抑圧をかけると申し訳ないので、こちらは21MHzへQSY。ZL/VKをはじめに1エリアのチェイサー各局からコールいただけました。また雷電山(JA/TK-035)をアクティベート中のJJ1SWI局からもコール。本日三つ目のS2Sとなりました。

 寒くなってきたので、ここらでカップラーメンをと思ったのですが、なんとコンロを自宅に置いてきてしまったようです。冷たいおにぎりを食べながら涙目です。まあ食べるものがあっただけでも良かったか。

 食事を済ませた後に、7MHzでSW40を使って1.5WでCQ。EFHWから回り込むためか送信時のモニターが動作しません。大変具合の悪い中なんとか1局QSO出来ました。耳が痛くなるので再度HB-1Bに戻しCQ。4エリアのアクティベータJA4RQO局からコールいただけました。

 最後は430MHzで栃木県大平山移動局をコール。本体に付けたSuper Rod7でも9+で強力に入感していました。

 そろそろ下山時刻。身体も冷えてしまったため小走りで降りていたら帰りは15分で森林館に着いてしまいました。森林館では温かいコーヒーで一服。最後はいつものように温泉で〆て帰路に着きました。

 本日もコールいただいた各局ありがとうございました。

 

(おまけ)

 JG1GPY局からバッテリーを譲っていただきました。間違って1.6AHを購入してしまいFT-817ではちょっと力不足とのこと。見た目によらず重量は420gと大変軽量です。次期メインリグは受信が135mAとのことなので、このバッテリーで十分駆動できそうです。

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雷電山(JA/TK-035)

 2016/12/1にSOTA日本支部JA本州支部に新たに1225座が加わりました。とてもポピュラーなのに漏れていた山や気軽に行ける山が新たに対象になったケースも多いかと思います。身近な山での運用がSOTAアクティベーションとしてカウントされるのは大変嬉しいですね。VK3ARR AndrewさんJH0CJH川内さんをはじめ関係各位に感謝したいと思います。

 さて新しく承認された山の一つに奥多摩にある雷電山(JA/TK-035)があります。地図で調べてみると駅からも大変近く、青梅丘陵ハイキングコースにも組み込まれていることからアクティベーションの後にトレッキングも楽しめそうです。今回はこの雷電山をアクティベーションすることにしました。

  朝、6時前に最寄駅から電車に乗り、雷電山最寄駅の青梅線軍畑(いくさばた)駅についたのが7時半過ぎ。目指す雷電山はこれでしょうか?

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 駅からダンプトラックが頻繁に通る193号線を通り榎峠を目指します。こちらが登山口。青梅丘陵ハイキングコースになっているようです。

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 ここから先、急登が続きますが山頂まではすぐ。軍畑駅から40分程(のんびり歩くと1時間ぐらい?)で山頂に着いてしまいました。このお手軽さが良いですね。

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山頂は木々で覆われていますが、北側に一部眺望の良い場所があります。

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 山頂の奥は行き止まりになっているので誰も入ってきません。今日もこちらにトレッキングポールをマストにいつものEFHWを設置します。

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 こちらは今日のシャック。今日は25Lのザックに必要最小限の荷物で登ってきました。

 

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 駅から近かったので珍しくUTCで前日にQRV出来ました。まず最初は14MHzからJA国内は1/7/6エリアから呼ばれなかなか伝搬状況は良い様子。スポットを入れるとWからも呼ばれ始めました。先日QSO出来なかったNS7P局は579と大変強力。こちらも559をいただきました。21MHzでは国内は1エリアのみ、DXはJP1QEC局の友人のアラスカのAL7JX局、ニュージーランドのZL1BYZ局からもコールいただきました。7年前に再開局した際に一番最初にQSOしたDX局が本日開催されているARRL 10m Contestに参加されていたZL1BYZ局でしたので感慨深いものがあります。

 スポットを確認していると「山と無線」フェスティバルに参加されているJH0CJH/1局がJA/ST-014をアクティベーション中とのこと。早速18MHzにQSYし、相変わらずリグの感度の悪い中、何とかS2Sを完成することが出来ました。

 21MHzの伝搬が悪かったので、次は7MHz。ちょうど20m用の1/2λエレメントが1/4λになるのかチューナですぐにマッチします。こちらではJA/ST-025をアクティベーション中のJS1UEH/1局とS2Sが完成です。結局2時間程のQRVで40局弱とQSOできました。標高494mの1ポイント山ですが、なかなかのものです。

 北風に吹かれて身体が冷え切ってしまったので早めの昼食とします。下りは青梅丘陵ハイキングコース経由で宮ノ平駅を目指します。途中の道も綺麗に整備されて大変歩きやすく気持ちの良いところでした。

 

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 途中の三方山からはこんな景色が。紅葉がとても美しいです。

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  のんびりと二時間弱歩いて、宮ノ平駅には一時半頃に到着。気軽にSOTAを楽しむにはとても良い山でした。本日もコールいただいた各局ありがとうございました。

山頂からの伝搬

 百蔵山からQRVされたJG1GPYさんの話によると百蔵山では6mではあまり呼ばれなかったとのこと。山と無線のMLでもJI1TLL須崎さんからも同様の情報が寄せられ、お隣の扇山比べると飛ばないとのこと。私も両方の山に登ったことがあるのですが、UHF/VHFはQRVした経験がなくそこまでの差は感じていませんでした。

 せいぜい3kmぐらいしか離れていない山頂で、どこまで違いが出るのか、いつものRadio Mobile Onlineで検証してみました。(※12/5 144MHzの結果も加えました)

まずは、433MHz 1Wでの検証結果がこちらです。

  • 扇山(433MHz)

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  • 百蔵山(433MHz)

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続いて145MHzです。

  • 扇山(145MHz)

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  • 百蔵山(145MHz)

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  144MHzでは430MHzにくらべ多少改善しているのが判ります。周波数の低い145MHzの方が回折効果が大きいため、このような結果になったかと思われます。といっても扇山では北は宇都宮近辺まで飛んでいるのに対し、百蔵山ではつくば市ぐらいまで、伝搬状況に差があるのは明らかです。

 百蔵山は東側は140m弱標高の高い扇山に遮られ、北東方面も300m以上標高の高い権現山に遮られてしまっています。この結果、東京の上半分と北関東方面の伝搬が遮られてしまいこのような結果となっていると思われます。

 隣同士の山でもこんなに伝搬状況が異なってしまう、これも山岳移動通信の醍醐味かと思います。

石老山(JA/KN-018)

久しぶりに週末にまとまった時間が取れました。ひと月ぶりのアクティベーションはリハビリも兼ねて近場の石老山(JA/KN-018)。

 前日ザックに荷物を詰めながら、「HB1Bの18MHzの感度不足対策にブレッドボードのレシーバを持っていこう!」と突如思い立ちました。液晶のレイアウト変更やダイオードのリミッタを入れたり急ごしらえの改造。パーツケースに入るだろうとたかをくくっていたら部品が干渉して蓋が締まりません。山頂でパーツをばら撒いてしまいそうなので泣く泣く断念しました。
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 朝6時に最寄駅を出発し、相模湖でバスに乗り換え。石老山入口に着いたのが7時半過ぎです。
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 急げば9時前にQRV出来るかも知れません。石老山は山道の奇岩で有名。こんな岩がゴロゴロしています。
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 途中の展望台からの眺め。右端は津久井湖畔の城山です。
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 山道も平坦で景色をみながらのんびり登っても9時前に山頂に着くことが出来ました。今日は天気も良く山頂からの眺めも格別です。
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 山頂にはベンチが沢山あるのですが、登山口に沢山のハイカーの方がいた事から混雑が予想されます。少し外れた場所に細引きとペグでトレッキングポールを固定し釣竿を取り付けました。
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こちらは本日のシャック。


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 今日は天気も良くアクティベーター各局が既にオンエアしています。まずは臼杵山のJJ1SWI局から、少し上で備前楯山に移動中のJS1UEH局からもコールいただきました。その後VK/ZLのチェイサー各局、NS7Pさんは何度か呼んで頂いているのですが、こちらのコールバックが取れないようです。

 14MHzに降りるとJG1GPY局が7MHzのエレメントに乗せてコールしていただきました。山頂に既に2時間半。身体も冷え切っててしまったのでカップラーメンとコーヒーで休憩です。
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 twitterを覗くと西光寺山に移動中のJP3DGT局が7MHzに出られるとのこと。14MHzからだとエレメントの変更が不要なのでチューンだけでQSY、S2S完成です。今日は天気も良かったせいか3局もS2Sを達成することが出来ました。

 しかし残念だったのは18MHzの伝播状況が良かったこと。やはり早くリグを完成させないとですね。

 帰り道は大明神展望台を経由して下山。こちらも素晴らしい眺望でした。
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 山を下ると田舎ののどかな風景。向こうには遊園地が見えます。
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 近くまで行くと、どうも日帰り温泉があるらしい。
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 アクティベーションの疲れを温泉で癒やし帰路につきました。
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 今日は久しぶりのアクティベーションでしたが、天気にも恵まれSOTAを満喫することが出来ました。本日もコールいただいた各局ありがとうございました。

近況報告

ここのところ忙しくてしばらくblogの更新をサボってしまいました。

 週末も諸々の用事が入りフルに休日を使うことが出来ません。SOTAチェイサーをやりたくても、帰ってきた頃には既に皆さん下山されておりなかなか呼ぶ機会もとれません。

 そんな訳で空いた夜の時間にちょこちょこと自作をしておりましたので簡単にご紹介です。

  • Si5351を使ったVFO

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 定番のSi5351を使ったVFOです。コントローラはArduino Pro Micro(モドキ)を使っています。USBインタフェースもついており直接プログラムできるのが便利です。液晶はAitendoでゲットしたST7565を使った128x64の極小サイズの液晶。小さいのは良いのですが小さすぎて老眼には辛かったです。u8glibを使って表示していたのですが、大き目のフォントを使うとメモリを消費してしまうのが痛いです。

 あとで気が付いたのですがSi5351も液晶もインタフェースは3.3Vでした。しかたがないのでSPIは抵抗で分圧、i2cバスはレベルシフタを買ってきて接続しました。もう少し考えればよかった。

 このボード、新しいリグのロジックボードとして使うつもりだったのですが、ブレッドボードに差し込むときに一ピンズレて差し込んでしまい、I/OにVccをぶち込んでしまいました。結果USBシリアルが無応答、ご昇天です。(写真がモノクロなのはそのためです。^_^; )

  • 便利な小物

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 PLL-VFOがお亡くなりになったので、再度ロジックボードから作り直しです。3.3V系に電源を統一するため生のATmega328を使うことにしました。AVR ISP Mk2は以前からもっていたので、ZIFソケットにレギュレータをつけてAVR ISPからATmega328に書き込めるインタフェースを作りました(上)。クロックのクリスタルやらパスコンはAitendoのこちらを利用。3.3Vで使うためクロックは8MHzに変更しています。

 早速、ATmega328をつないでAtmel Studioからアクセス。無事認識されました。Fuse設定のCKDIV8のチェックを外して8MHzフルスピードで動くように変更します。

 Arduino IDEの方は最新の1.7.11にアップデート。以前はUSBドライバが競合するなどAtmel Studioとの共存がややこしかったようですが、特に問題なく起動。USBシリアルのブートローダは不要なので、直接Arudino IDEからAVR ISPを使って書き込むことにします。Lチカプログラムも無事書きこめ動作確認OKです。

 もう一つの小物は水晶発振器(下)。普通のコルピッツ発振器ですが、ちょっと違うのは直列に入っているコンデンサを切り替えその周波数の変化から水晶定数を求めることができるという便利な小道具です。JA9TTTさんの詳しい記事がこちらにあります。

 今回は一番簡単なCohn minimum lossタイプのラダーフィルタなのでそこまで特性を厳密に取らなくても良いのでしょうが、つい面白いので作ってしまいました(ブレッドボードの実装ではそもそも特性以前の問題ですね)。

 ちなみにAitendoで買ってきた20個の水晶を測ってみた結果はこちら。

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  • 受信機のプロトタイプ

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 トランシーバを作る前にブレッドボードで受信機をプロトタイピングしてみました。私も始めての経験なのですが高周波回路でも一応HF/6mぐらいまでなら動くようですね。

 Si5351のVFOと電源が上側、下側がアナログRF部分です。ATmega328を8MHzで動かし電源を3.3Vにしています。液晶は少し大きめのNOKIA5110。これも定番です。
 下は左からBPF(これは7MHz用)、2SC2026で作ったプリアンプ、ミキサのNJM2594です。2594はSOP8なのでシール基板に乗せています。よくある変換基盤を使うとパターンによってはクロストークがあるようなのでシール基板にしました(とても高価ですが)。その横は4ポールのクリスタルフィルタ(バリキャップで帯域可変にしています)、MC1530Pを使ったAGC付きIFアンプ、SA612を使ったBFO(LoはSi5351から供給しています)、LM386、AGC用のオペアンプといった構成です。

 NJM2594はSA612のようにミキサでゲインが取れないのでプリアンプを入れたのですが夜は北京放送ばかりです。ブレッドボードのせいもあるかもしれませんが、もう少しBPFを強化しないとダメかも。

 VFOのプログラムはEhterkitのSi5351のライブラリにu8glibなどをつけて自作しています。BFOもSi531から供給しているので、昔懐かしいIFシフトもできました。

 ただBFOまでSI5351に供給するとスプリアスが多いので、ここは水晶にするかもしれません。

 こんな感じでアヤシク光ります。

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 まずは受信機だけタカチのMB-51に入れる予定です。BPFはピンヘッダで差し込んで切り替えるか、余裕があれば秋月で買ってきたラッチリレーで切り替えの予定。1極で使いにくそうなリレーだったのですが、こういう手抜き用のチップを見つけてきました。使わなかったらATUでも作ってみようかと思います。

 サイズ的にはユニバーサル基板では厳しいと思うので、初のEagleにトライしてみたいと思います。送信機側もありますし、先はまだまだ長くなりそうです。

・お亡くなりになった部品たち

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 ブレッドボードで適当に作っていたので、いろいろトラブルが多いです。下はお亡くなりになったPLL VFO。上は死んでしまったミキサとPLL。当初子基板にプリアンプを作っていたのですが場所の問題でカップリングコンデンサを親基板としたのを忘れて接続。ミキサに直接Vccを入れたところSi5351と一緒にお亡くなりになりました。(本当にそれで死んだのかは謎なのですが)。

 

・おまけ

 自作の合間にCQWWコンテストにプチ参戦しました。久々に夕方の7MHzで強力なW各局を聴けて楽しかったです。夕方から夕食までの短い間でしたが20局程度QSOして店仕舞しました。

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Blog開設から一年

 Blogを書き始めてから丁度一年が経とうとしています。ちょっと気が早いですがBlog開設からこの一年の出来事をまとめてみました。

  • SOTA

 2016/2/7の城山(JA/KN-022)を最初に、これまで22座登っているようです。再開局以来初めて移動運用したのが1月おわりでしたので本当にハマったという感じですね。

 詳細は以下の通り。関東近郊の山が中心であまり遠出はしていません。

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 無線やTwitterでSOTA仲間や移動運用好き・自作好きのアマチュア無線家の方々と沢山知り合えることができました。一部の方々とは山でお会いしたりイベントでお会いできたりと、大変充実した一年でした。

  • コンテスト

 CW中心にプチ参戦しています。FCWA QSOパーティ東京コンテストQRPコンテストなどなど。6m&Downやフィールドデーコンテストでは再開局以来初めてフォーンで参戦しました。

  • 無線局設備など

  2009年の再開局以来、固定局のメインリグはTS-590、アンテナはAH-4+釣竿ランダムワイヤと変わっていません。この一年で、移動運用でメインリグ使っているYoukitsのHB-1B、プチ移動運用向けのSmall Wonder Labs.のSW40が増えました。SW40は製作を始めてから5年越しでの完成でした。

 また6月には開局以来初めて144/430MHzを始めました。リグはFT1-XD、アンテナは固定用には144/430MHz用にナガラの2eleを常設しています。

 移動用のアンテナはHFが14/18/21MHzのエレメントをギボシで繋いだEFHWを釣竿でバーチカルにしたものと、14/18/21MHzのギボシDPを自作しています。
 HF帯のアンテナの調整には以前はノイズブリッジを愛用していたのですが、激安アンテナアナライザSARK-100を導入しました。

 V/UHFはDiamondのRH-770、430MHzは6エレ八木ラジアルレスの6段コリニアアンテナを自作しています。

  • 電子工作など

 細々とですがTeensy(ARM CortexM4版のArduino)やRaspberry Piで遊んでいます。中華製液晶やLEDマトリクスをつないで、温度気圧センサを付けてお天気ステーションなど作っていました。最近はSi5351を使ったVFOを作成中。NorcalのSierraをお手本に次の移動用リグを作りたいと思っています。LTspiceやEagleなどにも手を出し始めました。あとPixieを早く作らないと。

 また最近念願のデジタルオシロ DS1054Zを導入しました。

  • プログラミングなど

 pythonを使った日曜プログラミングを楽しんでいます。国土地理院のGSIデータを使ったSOTA山発見プログラムや、TwitterSOTA/JAFFアクティベーションをspotしたり、APRSメッセージでSOTAのspot情報を送ってくれるbotなどを作っていました。

 
 なんだか色々手を出し過ぎた感もある1年でしたが、これからものんびり楽しんでいければと思います。