VCHアンテナ製作
最近休日出勤続きでリグ製作の時間が取れません。ということで、まずは簡単なアンテナ作りから始めることにしました。
VCHアンテナはWebで探すと数多くの製作例があります。私はこちらを参考に作ってみました。ここであえて書く必要もないかもしれませんが、メモ代わりに置いておきます。
材料
- グラスファイバ製 4.2m 釣り竿
- アルミ線Φ1.2mm x 7m
- 電線Φ1.2m x 15m
- 自在ブッシュ x6
- 1.5D-2V x 1.5m
- 圧着端子 x 4
- ペットボトル 500ml (伊藤園ミネラル麦茶)
- ワニグチクリップ x1
- IC用テストリード
作り方
コイルボビンの加工
定番のペットボトルでコイルボビンを作りました。最近のペットボトルは変わった形状のものが多いのですが、伊藤園ミネラル麦茶が横の部分がフラットで扱いやすいようです。
まず、ペットボトルにカッターを入れ、飲み口から肩の斜めの部分までを切り取ります。また底の部分にドリルで穴をあけ、リーマで釣り竿の先から1m程度で止まる位置ぐらいに穴を拡げておきます(後で共振点を見つけてトップエレメントの長さを決めてから再調整します)。
次に自在ブッシュをニッパーで30山分の長さに切り取ります。切った自在ブッシュの裏側に両面テープを貼り付け、ペットボトルの外周に60度間隔で取り付けます。一周すると1T分だけずれるように貼ると良いようです。
コイルを巻く
取り付けた自在ブッシュの上にΦ1,2mmアルミ線を巻いていきます。自在ブッシュには30ターン分の山があるので、7mのアルミ線をペットボトルを回しながら巻き付けていきます。途中ブッシュがずれたりして、かなりピッチが乱れていますが、、、
最後はコイルの端に圧着端子をつけてペットボトルにねじ止めしました。またエポキシ樹脂を自在ブッシュに流し込みコイルを固定しています。
エレメントを作る
VCHアンテナは3つのエレメントから構成されています。コイルの上の部分は1.4mの1.5D-2V、コイル下から給電点までを3.4mの電線、給電点の反対側が5.2mの電線となっています。
トップのエレメントはコイルの圧着端子に直接半田付け、次のエレメントはジャンク箱にあった大きめのミノムシクリップで繋いでいます。バナナプラグ等を使った方がスマートですが、とりあえずということで。エレメントの反対側には圧着端子をつけ、給電点にはターミナルをつけています。また、コイルをタップするためにICテストリードにミノムシクリップをつけた線(22㎝ぐらい)を用意しています。
給電ボックスを作る
適当な箱がなかったので裸で仮組み配線。インピーダンスは50Ω程度になるそうなのでM型コネクタを直付けしています。ソーターバランを付けている方もいるようですが、適当なトロイダルコアが見当たりませんでした。時間ができた時に秋葉原でケースと共に仕入れてこようかと思います。
アンテナの調整
各パーツが揃ったので釣り竿に取り付け、ベランダから外に出してみました。
早速アンテナアナライザで計測したところ、コイルをショートしない状態で共振点が6.490MHzと40mバンドのはるか下になりました。元の作例をよく見たところオリジナルのものよりLが大き目かつエレメントも長めなっているようです。
トップエレメントの長さを調整して共振点を上げていくことになるのですが、さすがにベランダで調整してもしようがないので、また次の休日にでも公園などでトライしてこようかと思います。