アンテナの調整その3
40mバンドの調整が落ち着いてきたので、30m/20mバンドの調整を始めました。
30mバンド
タップをずらしていくと、ちょうど下から15Tぐらい、コイル全体のちょうど真ん中で共振するポイントがありました。SWRもバンド全体で2.0以下と良い感じです。
コールド側のエレメントは40mバンドの時の同様にベランダにできる限り伸ばして展開しています。
20mバンド
タップを30T、すなわちコイルをショートした状態でアナライザにかけると共振点が13MHz台と全く使えません。コールド側のエレメントを短くまとめたみたところ、こんな感じになりました(インピーダンス表示ですが、j=0です)。
とりあえず使えそうな感じにはなったのですが、移動先の環境にかなり依存しそうな雰囲気です。VCHアンテナはウィンドムアンテナの変形とのことですが挙動が良くわからないのでもう少し勉強してみます。
所感
何しろコンパクトです。エレメント長も普段ATUから10mのグラスポールに這わせているランダムワイヤに較べると半分以下のサイズです。持ち運びの際にはコイルボビンのペットボトルの中にエレメントを入れてしまえば、コイル・竿・給電ボックスの3点セットとなりリュックにも入ります。
飛びについては、まだベランダから突き出しているだけの状態なのでなんとも言えませんが、国内は5Wもあればかなり遊べそうな感触。一方DXについては、40MでHL90IARUとQSOした際は5Wでは取ってもらえず100Wでやっと559でした。実際にアンテナを変えてSを比較したわけではないので何とも言えませんが、ベランダから突き出す使い方においてはATU+釣竿アンテナよりかなり性能は落ちるのかなといった大雑把な印象を持っています。