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JL1NIE ’s blog

趣味のアマチュア無線やプログラミングについて徒然と。

VK/ZL - EU S2Sチャレンジ

アマチュア無線

 

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 TwitterでJP3DGTさんから、SOTA ReflectorでVK/ZLとEU間のS2Sにチャレンジしようという話があると伺いました。DGTさんも以前のVK/ZL - EU S2S ChallengeではEU局との交信にも成功されているとのこと。ぜひとも新しいアンテナでチャレンジしてみようと準備を進めました。

 まず最初に、最近の伝搬状況をITURFHFPropで調べてみました。DLあたりを中心して調べてみた結果がこちら。(上がショートパス、下がロングパスです)

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  ロングパスはこのSSNでは難しいだろうということで、基本はショートパス。夕方のグレイラインを使うとなるとMUFの関係で14MHzが一番確率が高そうです。

 さて次の問題はアンテナです。先日来試しているVDAは14MHz版はマストが12m以上にもなり、現在持っているグラスポールでは作ることが出来ません。

 そこで急遽アンテナシミュレータを使って、いつも使っているバーチカルEFHWにリフレクタをつけたらどうなるか試してみました。リフレクタとして1/2λより若干長いエレメントを定義し、VDAと同様にくの字形に曲げてラジエータの背後に配置してみました。

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 MMANA-GALのリアルグラウンドでシミュレーションした結果がこちら。山頂での運用の想定し地面のコンダクタンスを低めに設定しています。

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同じ地上高のinvVと較べてもゲインは遜色なく打ち上げ角の低さが良さげな雰囲気。

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 シミュレーション結果からエレメント長と位置を決め、アクティベーション当日に線材から切り出して作成してみました。(真ん中がリフレクタ、右がいつものバーチカルEFHWのエレメントです)

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 さて当日、アクティベーション先はいつもの城山(JA/KN-022)としました。天気も良く絶好のアクティベーション日和です。

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 こちらがアンテナ。バーチカルEFHWのエレメントは本体に沿わせ、くの字型のリフレクタをロープで固定します。

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 ふと時計もみると、ちょうど6年前に東日本大震災の起きた時間。黙祷後にQRVとしました。時間は15時過ぎ、ちょっと早いですが14MHzでCQを出し始めてみました。

 ビームは北西に向いているはずなのですが、拾ってくれるスキマーは9M2やVK/ZLから。やはりバックもサイドも切れていない? 

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 国内各局からのコールのあと、ZL1BYZ局からコール。いつもより弱めのRST319をいただいたので多少は切れていると思いたいところ。

 次は21MHzへ。こちらはいつものバーチカルEFHWです。こちらもZL1BYZ局からコール。RST539をいただけました。今日はやはり南方が開けているようです。CQを出していると非常に弱い局が呼んでいるのが聞こえます。VK2/CT-011をアクティベーション中のVK2WP局からコールいただきS2S。RSTは319/339。かなりQSBがあります。その後JA/IB-022をアクティベーション中のJS1UEH/1局からコールいただき、2つ目のS2S。

 再度14MHzに下りCQを出すと、JA/TK-035をアクティベーション中のJJ1SWI/1局からコールいただき3つめのS2Sとなりました。どうもEU方面は開けそうもないのでリフレクタの位置を変えて南方向へビーム。聞こえ方はあまり変化は無いようでちょっと残念。

14.060近辺をワッチしてるとVK/IL-017をアクティベーション中のVK2IO/P局が聴こえてきたので早速コールしてみます。RST 559/539で4つ目のS2Sとなりました。21MHzでQSOしたVK2WP局が14MHzでも強く入ってきたので、こちらでもコール。RST559/539で5つ目となりました(SOTA的にはポイントにならないかな)。

 そろそろ日も落ちて辺りは暗くなって来ました。最後に電池を使い果たそうと10WでCQを出し続けました。コールいただいたVK7CW局とはRST559/579。日が暮れて来ても南方がかなり開けているようです。

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 そろそろ店じまいしようかとしていたところ、9Aとのコールが。何度か繰り返しやっと9A7W局とコピー、クロアチアの局です。ヨーロッパ方面への伝搬は今一つな感じでしたが、先週に引き続きウラル山脈越えが出来たので満足。ここでQRTとしました。

 あたりは既に真っ暗です。急いで片付けをし、暗い山道をヘッドライトの明かりを頼りに下山(といっても15分ぐらい)。振り返ると綺麗な満月が出ていました。

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 今日はヨーロッパへはあまり開けなかったものの、DXを含むS2Sが延べ5局。クロアチアからも呼ばれたことですし、結果としては上々だったかもしれません。

 しかし、南にビームを振っているはずなのにクロアチアから呼ばれたりと、新しいアンテナのリフレクタが機能しているのかいまいち不明です。こちらについては、もう少し検証してみたいと思います。

 本日もコールいただいた各局ありがとうございました。