大山(JA/KN-006)
先日製作したMLAの実験をするため大山(JA/KN-006)をアクティベーションしてきました。あいにく当日は11年ぶりに発生したXフレアの影響で磁気嵐発生中。バンドコンディションは最悪の様子です。とりあえず感触だけでも判ればいいやと近場の大山にしました。
まずは最寄り駅でフリーパスをゲット。丹沢近辺の小田急・神奈中バスが乗り放題になるのでとてもお得です。秦野の駅ではあいかわらずハイカーの長い行列。ヤビツ峠もハイカーでごった返していました。イタツミ尾根を登り頂上へ。今日は雲が多く富士山の姿を拝むことはできませんでした。
山頂ではいつもの場所にMLAを設置。仕舞長40cm程度の短い釣竿でも上げられるので荷物が少なくて済みます。金網に干渉するのか若干動作が不安定ですが、どうにか各バンドでSWR1.5以内になりました。
まずは14MHzで南アルプスの千頭星山(JA/YN-021)をアクティベーション中のJF1NDT/1をコール。559/519とこちらのシグナルは弱めのようです。その後1エリアから続けてコールいただき、それなりに飛んでいる様子。途中QSBを伴うものの6エリアからもコールいただき559/539と悪くない結果となりました。続く18MHzは1エリアのみですが、グラウンドウェーブはそれなりに飛ぶようです。
続いて21MHzでセルフスポット。早速ZLからコールいただき、こちらから519のレポート。残念ながらコールバックがなく尻切れになってしまいました。その後、日光 小真名子山(JA/TG-084)をアクティベーション中のJS1UEH/1局からコールいただき589/589をいただきました。
帰りのバスの時間もあるので430MHzはこちらから呼びまわり。箱根 金時山(JA/KN-007)をアクティベーション中のJL1BWG局とS2Sがてきました。結果として430MHz 2局を含む20局とのQSOと、まずまずの結果でした。
バンドコンディションが最悪だったのできちんとした評価にはなっていませんが、概ね以下の様な感触です。
- コンディションが良ければ国内ならそこそこ使えるかも。EFHWの様に20mのエレメントに40m乗せるというような使い方が出来ないのはちょっと不便。
- バーチカルEFHWでいつもギリギリのレポート(319など)を貰っているDXはかなり難しいかも。
- 20mの効率が悪い。30/40m対応も考えると全周2.5m〜3mのループにすると良さそう。
- 釣竿との固定方法を工夫しないと現場のセッティングが面倒。
バーチカルEFHWに置き換えられるかというと正直微妙な感じです。大きさとのトレードオフですがエレメントを3.5D-SFA等にして全周を3m程度にすることで、自立しながら効率の良いループが実現出来るかもしれません。またボチボチと実験続けてみたいと思います。
本日もコールいただいた各局ありがとうございました。