マグネチックループアンテナの改良
大山でデビューしたMLAですが榛名山のアクティベーションではエレメントを全周3mの3.5D-SFA に大型化、マルチバンドに対応できるように共振用のCを200pFのタイトバリコンに変更してみました(給電部は変更ありません)。実際に使ってみると全周3mのループではバリコンのステータを全て抜いた位置でも21MHzに共振しなかったり、風でエレメントが撓むことから共振点が安定しないなど色々問題がありました。
そこで今回はエレメントをもう少し太くして8D-SFA(全周3mは同じ)としたバージョンを作ってみました。
エレメントにSFAケーブルを使ったのは以下の理由からです。
- ある程度の硬さがあることからループとして自立できる
- 8D-2Vなどより軽い
- 外部導体に銅マイラーテープが入っており損失が少なそう
早速作ってみたのがこちら。
200pFのタイトバリコンは食品保存容器に入れてあります。エレメントが太くなったおかげでLが若干低くなり7MHz-21MHzで使えるようになりました。
19時過ぎ頃各バンドでDX局が入感しはじめていたので、ベランダの手摺にアンテナを立てかけた状態で聞こえている局を呼んでみました。いずれも10Wで10MHzではフィリピンと14MHzではリトアニアとQSOすることができ、バンドコンディションにさえ恵まれれば十分DXにも使えそうな雰囲気です。
エレメント・チューナ・同軸ケーブル一式で1kgとかなり重いのですが、簡単な竿(下は仕舞長40cmの渓流竿)一本で上げることができるのでお手軽SOTAアクティベーションに活躍しそうです。