マグネチックループとEFHWの比較
ここのところ天気が悪く山登りができないので、ベランダでアンテナの簡単な比較実験をしてみました。
〇使ったアンテナ
- MLA
南向きのベランダの手摺にMLAを立てかけています。ループ面と直交する方向がビーム方向になります。 - EFHW
釣竿で展開したEFHWです。エレメントは南北方向に展開。実験の途中で釣竿の先端から垂らしてバーチカル風にしています。
〇実験内容
14MHzでEU・OC方面の同じ局をワッチしSを比較してみました。
- EU方面
MLAは西方向を向いていますが北西方面は建物に隠れているのでEFHWの圧勝になりました。S4-5ぐらい違い、MLAでは聞こえない局もあります。以前開けた場所で比較した際にはS2程度の差があったので(2m周ループの場合)それ以上の差が出てしまいました。 - OC方面
MLAはベランダとループ面を直角にしてビームを南向き。ちょうどT88WMがS6程度と強く入って来ました。EFHWではサイド方向ということもあるのかほとんどカスカスで聞こえません。釣竿の先端からエレメントを半分ぐらい垂直に展開するようにしたところ、S4-5位まで振るようになりました。
EFHWは斜め上方向に展開していたのでサイドでももう少し使えるかと思っていたのですがここまで差があるとは思いませんでした。
ベランダの地上高が5mぐらいなので水平EFHW(DPも同じかと思います)の打ち上げ角の問題もありそうです。MLAも8D-SFAにしたことで若干性能が上がっているようですが、いかんせんエレメントが重く釣竿を固定するのが大変になってきてしまいました。
現在QRP Labs.のWSPR Beaconのキットを入手中です(QCXトランシーバが大人気のようで、そのとばっちりで一月近く経ってもまだ届きません)。
こちらが完成したらバーチカルEFHW・水平EFHW(ギボシDP)、MLA、G5RV(7M4EZBさん製作)などいくつかのアンテナを山頂に展開し、各地域でスポットされるSNRを比較し実際にパフォーマンスを比べてみたいと思います。
さて重量・サイズ・展開方法などを考慮すると、どのアンテナが一番バランスが良いでしょうか?