城山(JA/KN-022)デジタルモードでのアクティベーション
6m用トランスバータの変更申請と同時にKX2にデジタルモードの付加装置を追加しました。なかなか移動運用で使う機会がなかったのですが、先日ようやくデジタルモードでのSOTAアクティベーションにトライすることができました。
付加装置としてWindows10のタブレットPCにWSJT-Xをインストールしたものを使っています。KX2のオーディオ入出力にタブレットのヘッドホン・マイク端子を接続し、送受信はVOXで切り替えています。
移動先はいつもの城山(JA/KN-022)です。折角のデジタルモードですので夕方のグレイラインでEUを狙ってみることにしました。山頂に到着したのは午後3時近く。10mのグラスポールに20mバンドのGPを上げ、まずはCWから運用してみました。
国内はあまり開けていないようで1エリアを中心にコール。DXはZL/VKとコールいただき伝搬状況はまずまずのようです。
そろそろEUへのパスが開けそうな時間となったためタブレットをKX2に接続しFT8でCQを出してみました。
早速モスクワの局からコールバック。-17dBのレポートをいただけました。その後、国内局・中国局を中心に6局ほどQSOができました。EUの局はかなりデコードできているのですが、バンドが混んでおり、こちらのCQはなかなか拾って貰えないようです。
自宅に帰ってからPSKReporterで確認してみたところ5WでEU/オセアニア/南米まで飛んでいたようです。
こちらの比較によるとDXのCWをコピーできるSNRが-15dBとのこと。-20dBまで行けるFT8の威力が発揮されたようです。SOTAWatchでスポットをする前提ならバンドが空いている上にSNRの稼げるJT65/JT9の方が良かったかもしれません。
山岳移動では出せるパワーやアンテナにも限界があるため、このような符号化利得で稼ぐのも一つの手かもしれません。今後海外の山岳移動局とのS2S(Summit to Summit)交信にもトライしてみたいと思います。