JL1NIE ’s blog

趣味のアマチュア無線やプログラミングについて徒然と。

EFHWアンテナの比較(チューナ編)

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前回に引き続きEFHWアンテナの比較です。今回はLC共振器付きチューナとトランスのみのチューナでどの程度差があるのか調べてみました。以前RBNにより比較した結果では大きな差がなかったのですが、WSPRで詳細に調べてみました。

実験準備

前回同様WSPRを使い、30dBmで6フレーム分送信しています。フレーム毎にチューナのみ切り替え、全体のスポット回数を調べてみました。エレメントはBagworm-EFHWで使っているトラップ付きバーチカルを10m竿を使って鉛直方向にフルに展開したものです。

実験結果

今回も伝搬状況が良くVK/ZLから西海岸まで飛んでいます。

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総スポット数は58スポット、LC共振器付きチューナが28スポット、トランスのみのチューナーが30スポットになりました。

こちらがLC共振器付きチューナを用いた場合のスポット状況。

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こちらはトランスのみのチューナを用いた場合のスポット状況です。

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QSBもあるため直接のSNRは比較できませんが大きな違いはないようです。

考察

RBNを使って実験した時と同様、チューナによる大きな違いはありませんでした。
両チューナとも負荷を付けた場合のQまで計測していませんが、選択度の違い以外に大きな相違は無いようです。ハイバンドの運用のみの場合は軽量なトランスチューナを使うのが良さそうです。