QRPコンテスト
文化の日、子供の引率の合間にJARL QRPクラブ60周年記念QRPコンテストに参戦してきました。移動地は世田谷公園。
噴水の横を抜けて、ちょっと小高くなった丘にEFHWを上げてみます。長い竿を持ち歩くのも邪魔なので今日は5.2mの渓流竿。運用場所も狹いのでとりあえず21MHzのエレメントを付けてみました。
リグはSW40。7MHzの自作機部門での参加です。
9:00からコンテスト開始。ところが呼ぶ局、呼ぶ局すべてスルー。やっとこさで2局のQSO。山頂とはずいぶん勝手が違います。
あまりに飛ばないのでエレメントの展開方向を変えて14MHzのエレメントを装着。
少しは飛ぶようになって来たようで3、7エリアともQSOできました。
スポットを眺めているとJG5JXW局がJA5/KA-064からQRV!チューンしてみると弱いながらも入感があります。2.5WにヘロヘロのEFHWでは難しいかなとコールしてみたところ、早速コールバック!RST319ですが取っていただけたようです。
その後コンテスト参加局を何局かコールしているうちに子供の迎えの時間に。計8局のQSOでした。休日のちょっとした隙間時間のQRVでしたが楽しい時間を過ごすことが出来ました。
(おまけ)
QRPコンテストは自作機は中の写真を送る必要があるみたいですね。こちらがSmall Wonder Labs. のSW40の中身。ちょっと雑然としていますね。一番奥はFreq-Miteです。
菰釣山(こもつるしやま) JA/KN-005
今日は久しぶりの枡形山無線倶楽部(無線局の実体はありません^_^;)の活動日。丹沢 菰釣山(JA/KN-005)をアクティベーションしてきました。
朝6時に最寄り駅に集合し、道志みちを西へ。「道の駅どうし」で一休みしたあと、少し先の「道志の森キャンプ場」への入り口を左に曲がります。キャンプ場を左手に見ながら奥へ奥へ。もうこれ以上進めなくなるまで林道を登り大西沢のゲート横に車を止めます。ここから山頂まで標準コースタイムで1時間15分ほど。左手の林道を登っていくと菰釣山登山口になります。
沢の横を登っているいくのでいたるところに苔が。
登り始めてから30分ほどでモロクボ沢ノ頭との分岐に到達しました。
少し登ると、菰釣避難小屋があります。中はとても快適そう。急な雨などしのぐのに役立ちそうです。
更に登ること30分弱。麓から1時間ちょっとで菰釣山山頂に到着。辺りはガスで眺望がありません。風も強く気温はなんと5度!
早速各々シャック作りを始めますが手がかじかんで進みません。こちらは今日の主役(となるはずだった)ATS4b。
各バンドの担当を決め14MHzでQRV。早速コールいただけたのですが、各局Sは弱め。21MHzのATS4のスプリアスが気になることから暫しQRX。山頂はますます寒くなり、皆冬のジャケットを羽織っています。twitterを眺めていると7M4EZB局のCQはZLまで飛んでいるもののピックアップしてくれないとのコメントが。早速リグを調べたところ極端に受信機の感度が悪いことが判明しました。残念ながら本日はQRT。
あまりにも寒さに私は早めの昼食当番。コンロでお湯を沸かしてカップラーメンを作りに専念します。この間にGPY局が各局をさばいていきます。
これ以上山頂にいると本当に風邪をひいてしまいそうな寒さです。どうにかSOTAの規定局数をこなしたので下山することにしました。
最後に冷え切った身体を暖めるため、「道志の湯」に寄り道。身体の芯から暖まりほっと一息つくことが出来ました。
今日はいろいろトラブル続きでしたがアクティベーションそのものは大変楽しいものでした。また次の機会にリベンジしたいと思います。
本日もコールいただいた各局ありがとうございました。
デジタルオシロが来た
なんだかんだとずっと購入を悩んでいたデジタルオシロですが、最近また少し自作に手を出し始めて購入熱が再燃してしまいました。「とりあえず何か一台はないと色々不便なのでは」と7M4EZBさんに背中を押して押していただき決めたのが、こちらのDS1054Zです。
AliExpress/Amazon/eBayと購入ルートは色々あるようですが国内代理店の保証もついているということでAmazonで購入することにしました。市川の倉庫に在庫があるようで発注してから数日で届きました。箱は大きいですが本体はコンパクトです。
早速Si5351をTeensyに繋いでgithubからetherkitのArduinoのライブラリを入手。ARMではFlashメモリをアクセスするpgmspace.hがないので#ifdefで外し、PROGMEMをconst修飾子にdefineしておきます。
早速ブレッドボード上で組み立ててみると、うんともすんとも出力が出てきません。オシロで見るとTeensyのi2cのSCL/SDAにも何も出力されていません。あー、そういえばi2cはオープンドレインなのでプルアップしなきゃとやっと気が付きました(以前のボードでは内部でプルアップされていたので、うっかりしていました)。こういうときのデバッグには(レベル低いですけど、、、)やはりオシロは便利です。
お試し版なので35時間しか使えないのですが、i2cバスでトリガがかけられるというので試してみました。Si5351のi2cアドレス0x60からレジスタを読みだしている様子が良くわかります。
早速CLK0(45MHz)/CLK1(14MHz)の出力をみるとこんな感じになりました。
ということで、あまりに高機能なので使いこなすまでには時間がかかりそうですが、日曜電子工作の強い味方を手に入れることができました。
足和田山 JA/YN-053
週末に所用が重なり久しぶりのアクティベーションとなりました。今日も長女とそのお友達を遊園地に連れて行く合間を縫ってのアクティベーションです。前日実家に全員集合し朝の5時半に河口湖に向けて出発。思ったより早く着いてしまい現地で時間調整。今日は良い天気になりそうです。
子供たちを送り届けてから、道の駅なるさわへ。今日はここに車を止めて(ハイキングの方は第3駐車場へどうぞ)、足和田山(JA/YN-053)を目指します。
道の駅から歩いて500mほどの魔王天神社についたの9時過ぎ。階段を登り神社の左手奥から山道にとりつきます。少し登っていくと食害防止用の電気柵にぶつかります。恐る恐る扉を開けて中へ。
ほとんど直線の急坂の登りが続きます。40分ほどで三湖台・五湖台(足和田山)の分岐へ。ここからは尾根伝いで楽な道が続きます。
登り始めてから1時間ちょっと山頂に到着。
山頂には展望台があり富士山の絶景を拝むことができました。
山頂の隅の机にアンテナを括り付け本日のシャックとします。
アンテナはいつものEFHW。なんとBNCの変換コネクタを自宅に置いてきてしまい、430MHzは本体のホイップしか使えないことが判明!今日は時間もないのでHF中心の運用とすることにしました
まずは14MHzからQRV。国内各局に加え、W/ZLからもコール。シグナルもW局がピークS5、こちらもS4のレポートをいただき完全に秋の空模様となってきたようです。次は18MHz。本社ヶ丸(JA-YN043)をアクティベーション中のJF1NDT局からコールいただきS2Sが完成。21MHzではVK/ZLの各局からコール。特にVK局はピークでS8程度までふれていました。最後に430で本社ヶ丸のNDTさんとラグチュー。見通し距離なのでS9+と強力です。
今日は国内の伝搬は今一つ、また足和田山自体が周りを山で囲まれているため1・2エリアの直接波も届かずと、ふたを開けると半分がDXという日となりました。NDTさんも国内はUHFの方が良い結果とのこと。あまり局数は延ばせませんでしたが久しぶりにDXを堪能することができました。
もう少しQRVしたいところですが、空も曇って雨が降りそうな様子。子供達の迎えもあるので早めに下山することにしました。
最後に道の駅で一服。今日はあまりエネルギーを使わない山だったので収支は大幅にプラスとなりそうです。。。。
本日もコールいただいた各局ありがとうございました。
次のリグは・・・
最近Twitter仲間の間でPixieの話題で盛り上がっています。前から興味があったのでAliExpressで覗いてみると、中華版はなんと一台300円!30mバンドへの改造やVXOの可変範囲の拡大などの実験用に3台も購入してしまいました。
久しぶりに自作熱が高まりQRP関連のサイトを眺めていたところ、NorCalのSierraをモノバンド用に改造している記事が目に留まりました。SierraはQRPリグの中でも本格的な作りのリグで安定したVFOなどが評判のリグなのですが、Wilderness Radioのキットが途絶えて久しくなかなか入手が困難な状況です。
この方は改造したリグのEAGLE用の基板データまで公開されており、一部入手困難なパーツさえ手に入れば、Sierraをまた復活させることが出来そうです。
回路図を眺めていると、IFアンプのMC1350Pなどがあれば後はDigikeyなどで入手出来そうな雰囲気。AliExpressを捜していたらMC1350Pも手にいれることが出来そうです。(その後、JJ1SWIさんから「サトー電気」にあるとの情報をいただきました。灯台元暗し!その他の国内通販でも入手可能でした。)
更に記事を捜していくと、DDSを使ったこんな記事もありました。Sierraの特長が活かせていないという意見もあるかもしれませんが、これはこれで面白い試みだと思います。道のりは長そうですが、まずは定番のSi5351を使ったVFOあたりから初めてみたいと思います。
さてさてどこまで漕ぎつけることが出来ることやら。。。
さようなら灯台放送
2016年9月30日12:00に灯台放送(船舶気象通報)が67年の歴史に幕を下ろしました。灯台放送は1670.5KHzで1局2分程度の気象通報を灯台に併設された29局が順番に放送し、1時間で日本一周します。最後の晩にどれだけの局を聴くことができるか?久しぶりにチャレンジしてみることにしました。
チャレンジには以前良く使っていた中華ラジオDE1103に久しぶりにご登場願う予定だったのですが、荷物の奥に紛れ込んでしまったのか見つかりません。仕方がないのでTS-590に急遽交代。中波帯にはアッテネータが入っているため中を開けてサービスマニュアルを見ながらジャンパの設定を変更します。釣竿にエレメントを這わしベランダから展開。1.9MHzでATUをチューンします。
29日23時20分過ぎ、1670.5KHzにダイアルを合わせると、丁度八丈島が聴こえて来ました。かなり強力に入っています。さて今晩は何局受信できるでしょうか?
八丈島の次は、野島、犬吠埼、金華、魹ヶ埼、綺麗に入っています。尻屋、襟裳はS9オーバー。釧路は若干弱めですが入感。次は南へ飛んで、大瀬。残念ながら入感がありません。若宮は強力、三島はぎりぎり入感。見島もOKです。次の多古鼻はQSBはあるものの入感。越前は強力に入っています。舳倉、粟島も大変強力に入感。入道埼も余裕。龍飛埼も大変強力に入っています。積丹は深いQSBから浮かびあがってきました。焼尻島も同様の深いQSBの山でキャッチ。再度、南へ飛びます。宮古、八重瀬はどうにか居ることが判る程度。都井は残念ながら入感なしです。足摺岬もQSBが酷いですが山のところでどうにかコピー。室戸岬も同様ですがコピーしました。大阪ハーバーレーダは残念ながら入感なし。潮岬、大王、石廊崎は強力に入感。これで一周しました。
結果29局中26局の入感と伝搬状態も良かったようで、灯台放送の最後の夜を楽しむことができました。こうやってアナログなサービスが消えていくのは寂しいですが、これも時代の流れ、止めようもないですね。
「灯台放送 さようなら」
今倉山西峰 JA/YN-047
相変わらず週末の天気が微妙です。日曜日、久しぶりに1日天気が持ちそうだったので道志山塊の今倉山西峰をアクティベーションしてきました。
例によって朝、二度寝してしまい寝坊。自宅を出たのは既に6時半過ぎです。中央高速から大月ICを経由して都留ICで高速を降り、国道24号線を道志方面へ。目指すは道坂トンネルです。御正体山の登山口を左手にみながら山道を登っていくと道坂トンネルに到着。トンネルの手前に駐車スペースがありました。既に先着二台ほど。駐車スペースの真横に登山口があります。
トンネルの横を登り鬱蒼とした木々を間を登ること15分ほど。今倉山と御正体山へ分岐にでます。
今日の目的地は今倉山。左に道をとり、まずは途中の1310mのピークを目指します。そこから更に登り今倉山山頂。分岐から50分が経過していました。
SOTAのアクティベーションポイントはここから更に西に400m程行った所。一度山頂から下り、登り返すこと15分弱。西峰に到着です。またの名を御座入山。山頂はとても狭く木々に囲まれ眺望も良くありません。
いつもの様に立木に釣竿を固定。バーチカルEFHWを展開しシャックを設営します。APRSでJL1NIE-10宛にメッセージを送りスポット情報を確認。本日お隣のJA/YN-046をアクティベーションしているはずのJF1NDT局は14MHzに居られる様子です。早速ワッチしますが既に上のバンドに移られた様子。しばらく14MHzでCQを出す事にしました。
APRS2SOTAでセルフスポットを入れると早速各局からコールをいただきます。今日はバンドの状態が良いようで久しぶりにWのNS7P局からコール。Sも5以上振っています。
一段落して21MHzに上がると強力な信号を発見。NDT局とS2Sが完成です。後で430でお会いすることを約束して少し下でCQ。こちらでもVK/WとQSOすることが出来ました。
最後は430MHzでコリニアアンテナを使ってちょっとだけQRV、NDTさんともお会いすることが出来ました。
さて帰り道はNDTさんに教わった赤岩を目指すことにします。赤岩からの眺めが素晴らしいとのこと。山頂から二十六夜山方面に下り、西ヶ原から更に登ります。20分ほどで赤岩に到着。茂みを抜けるとこんな絶景が開けていました。
今日は朝から鬱蒼とした木々の中にいたのでこの爽快感は格別です。
しばし景色を楽しんだあとパラジマ沢沿いの道を下り下山します。途中沢沿いの道を歩くところが何箇所かあるのですが下りでは分かり辛いので要注意。振り返りながら道を確認し、無事下山しました。
今日もコールいただいた各局ありがとうございました。
JAFF(JA Flora & Fauna)アクティベーションの自動スポット
※WWFFのAgendaの仕様変更により本サービスは現在停止中です。
折角の祭日ですが一日中雨となってしまいました。こんな日は溜まった宿題を片付けようと、以前から検討していたWorld Wide Flora & Fauna / JA Flora & Fauna向けにRBNHoleと同じような自動スポット(正確には自動Tweet)システムを作ってみました。
WWFFにはAgendaというSOTAwatchのalertに似た仕組みがあり、こちらにアクティベーションの予定を入れておくことでアワードハンティングをされている局に運用予定を知らせることができます。WWFFではSOTAwatchのような独自のサービスは提供されておらず、DX Cluster(日本だとJ-Clusterでしょうか)を使ったスポットが行われているようです。
さて@SOTAwatchspotJAにはRBNを使ってアクティベーション局のシグナルレポートをSkimmerから集める機能があります。これを改良することでWWFF/JAFFのアクティベーションを自動でtweetする仕掛けを考えてみました。
まずアクティベーション情報の入手ですが、Agendaから少なくとも運用日時とコールサイン、WWFFナンバー(JAFFナンバー)ぐらいはiCal形式で取ってこれそうです。これで最低限のことは出来そうですので、毎朝8時に最新のAgendaを入手し当日予定されているJAFFアクティベーションをtweet。その後RBNでその局をモニターし、世界中のいずれかのSkimmerに捉えられたらtweetする@JAFFspotというtwitterアカウントを新規に作りました。
本来は周波数が変わったりバンドチェンジをしたタイミングに合わせてtweetするのが美しいのですが、とりあえずRBNで捉えられている間はコール・周波数・捉えたSkimmerをtweetするようにしています。
しばらく実験運用してみたいと思いますので、バグの指摘・ご要望等をいただければ幸いです。