nanoVNAを使ってみた

国慶節の真っ只中に2.7GHzのアナライザを購入してしまい、未だにサプライヤの在庫状況も不明なようです。先日購入したnanoVNAもexperimentalとありますが1.5GHzまで計測できるようです。リリーフとして使えないか1.2GHz帯のアンテナで試してみました。
使ったファームウェアのバージョンは0.2.3。データはnanovna-saver V0.1.1で取りました。

nanoVNAの設定
まずnanovna-saverの「Sweep Setting」で23cmを選択。次にキャリブレーションを「Calibration」→「Calibration Assistant」を押して実行します。Calibration Assistantを使うとインタラクティブにキャリブレーションを実行してくれるの楽です。
次に「Sweep Setting」で「Averaged Sweep」を選択。1.2GHz帯ではかなりノイズが多いので何回かのスイープを平均して良い値を選択するこのモードを使ってみました。今回はNumber of measurements to averageを9に、Number to dicardを4に設定してみました。
アンテナの計測
まずはプリント基板ヘンテナ。若干中心周波数が下ですが、確かパターン変更で低めになってしまったという話を聞いたような気がするので合っているのではないかと?

次にBiquadアンテナ。ブロードな特性がよく表れています。若干SWRが高いのは屋内で計測しているため周りに障害物が多いせいでしょうか。

結論
何れもノイズは多いですが、大きな傾向は判るのでアンテナ調整には十分使えそうなレベルです。アンテナアナライザが届くまでnanoVNAでパッチアンテナの製作を進めてみたいと思います。