JL1NIE ’s blog

趣味のアマチュア無線やプログラミングについて徒然と。

KX2導入

 かなり衝動的ですが新しいリグを買ってしまいました。22日の夜、子供達よりも一足早くサンタが運んできたのがこちら。

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 ElecraftのKX2です。SOTA仲間のJP1QEC局も先に購入されているのですが、評判を聞くにつれ、ついついポチッとしてしまいました。

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 大変コンパクトなリグで重さも380gしかありません(電池無しの状態)。

 裏蓋を開けたところがこちら。電池を入れるスペースがあります。RTCのモジュールをオプションでいれたのですが、電池内蔵が前提なのかバックアップがスーパーキャパシタのみで数時間しか持ちません。これはちょっと誤算。

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消費電流は送信時(14MHzでダミーロードで計測)で、

      2A@10W

      1.5A@5W

      1.16A@2.5W

受信時は

  バックライト消灯時138mA

  点灯時158mA
とずいぶん小食なようです。

 出力も最大10Wと若干控えめですがSOTAで使うには十分でしょう。ちなみにファームウェアのバージョンはMCU2.69 DSP1.49となっています

 KX3と異なり160m/6mに対応していません(160mは受信のみ)。またKX3はダウンコンバージョン後のフィルタがオプション設定でありますがKX2は付けられないようです。ほとんどのパネルのスイッチには複数の機能が割り当ててあります。若干慣れが必要かもしれませんが、使いにくいことはありません。

 RTTY/PSK31,63にも対応し(パドルからモールス符号で入力します)、CWのデコードも出来るようです。IF帯域内で同時にVFO A/Bの周波数を受信する(VFO Aの+7KHz から-23KHzまで)、所謂デュアルワッチができるようです。CWのキーヤは最初スクイーズ動作がうまくいかなくてびっくりしましたが、モードBというのに変更すれば普通に打ちやすいキーヤでした。

 早速自宅でTS-590と聴き較べをしていますが、第1印象は静かなリグ。ダイレクトコンバージョンのSDRだからでしょうか。ステレオヘッドホンで聞くとなんだか立体感のある音がします。オーディオ帯域でディレイをかけているそうで、疲れにくく弱い信号がとりやすくなるとのこと。

 CWフィルタは50Hzまで絞れます。300Hzでもリンギングがあまり気にならないので常用できるレベルです。また非常に帯域の狭いAudio Peak Filterもついているためイザというときには役に立つと思います。

 Noise Blanker/Noise ReductionはDSPによる実装と思われます。NRは自宅では必須になってしまっているTS-590のNR2に比べるとちょっと貧弱な感じ。レベルを上げると目的の信号が消えてしまうことがありました。

 Noise Blankerは自宅の周りのパルス性ノイズには効くようですが、7MHzなど強力な局がひしめく環境だとNBの帯域内にある信号でゲートがバタバタするためスプラッタのような音が聴こえます。7MHzでノイズレベルすれすれの信号を200Hz上に9+20dBの局がいる状況でTS-590と聴き較べをしてみたところ、NBを入れた状態ではガサガサとカブリが感じられます。NBをオフしたところかなり改善するので、今後のファームのアップデートに期待でしょうか。いずれにせよノイズの少ない山の上ではNR/NBが活躍する機会は少ないと思われます。

 6m/2mのトランスバータのオプションは設定されていないようですが、メニューでイネーブルし周波数を設定することでバンド選択が可能になります。IFも各設定毎に7,24,21,28MHzが選択でき出力も100mWまで落とすことができます。ACCジャックにはキーイング用の出力もありますので比較的簡単に自作することが出来ると思います。出来合いのトランスバータですとこんなのがありますね。

  またRTCモジュール(KXIO2)にはバンド毎に2bitのオープンドレインの出力端子(AUX1/2)が付いています。アンテナの制御やトランスバータの切り替えなどにも使えるかと思います。

 せっかくのKX2ですが残念ながら年末年始の休みが入り変更申請が完了するのは年明けになってしまいそうです。早くアクティベーションで使ってみたいところです。

(おまけ)

 KX2の筐体がかなり華奢な感じがするのでザックへの収納方法を検討中です。以前HB-1BのVRの軸を曲げてしまったことであるので今回は気を付けたいと思います。また液晶部分のアクリル板に傷がつきやすそうなので100円ショップの液晶保護フィルムを張っておきました。

 収納方法で一番簡単なのがiPadタブレット用のソフトケースにしまう方法。出っ張りはエンコーダ部分だけなので近くの公園などザックにあまり荷物を詰め込まないならギリギリOKかも。

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 ちゃんとしまうならタッパーに緩衝材を積めてパドルと一緒に。ザックに押し込むならこちらの方が安全かもしれません。重さはちょっと嵩んでパドルとケース込みで680gになりました。

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