JL1NIE ’s blog

趣味のアマチュア無線やプログラミングについて徒然と。

SOTA山APRSメッセージサービス「SLIPPER」

f:id:CentralAttack:20181118215542p:plainf:id:CentralAttack:20181118222133p:plainf:id:CentralAttack:20181117101127j:plain

※本記事の内容は古くなっています。以下の最新の記事をご覧ください。

jl1nie.hatenablog.com
APRSビーコンを出しながらSOTA山に登ると、山頂付近でWelcomeメッセージを送ってくれるサービス「SLIPPER (SOTA Location Information Providing service with automatic PackEt Reporting system)」(略称:スリッパー)の試験運用をはじめました。

使い方

SOTAwatch2にアラートを登録し、APRSビーコンを出しながらSOTA山を登ってください。ビーコンの位置情報からSOTA山を識別し、山頂付近でWelcomeメッセージを通知してくれます。

お願い

不具合・ご要望等ありましたら当局までご連絡いただければ幸いです。なおメッセージ通知を希望されない方はお手数ですが当局までコールサインをご連絡下さい。

便利な機能

JL1NIE-10宛にAPRSメッセージでコマンドを送ることでSLIPPERを制御することができます。コマンドは","で区切り複数送ることができます。大文字・小文字は区別しません。

・スポット情報の入手

JA JA国内の直近3スポットの情報を返します。

DX DXの直近3スポットの情報を返します。

例:コマンド:JA,DX

メッセージ1:00:30-JL1NIE/1-14.061

メッセージ2:00:45-VK6AAA/P-14.050

・位置情報の入手

LOC: (LOCate) 直近に受信したビーコンに基づき位置情報を返します。位置によってメッセージの内容が異なります。山頂にいる際は山頂ビーコンの受信時間(UTC)と最寄りのサミットまでの距離と方角(真北からの角度)を返します。

例: LOC

メッセージ(山頂) : JA/KN-006 - Ooyama 1252m 8pts. 51m(120deg).

メッセージ(300m以内): Approaching JA/KN-006, 250m(120deg) to go.

メッセージ(300m以上): 03:30 KN-006 2104m(120)

Twitter @SOTAwatchspotJAへのメッセージ投稿

M=<メッセージ内容>

     @SOTAwatchspotJAのタイムラインに投稿します

例:コマンド:M=Hello World

         メッセージ:Posted: Hello World

       タイムライン:JL1NIE-7 Hello World

なお同一メッセージの投稿を防ぐため続けて同じメッセージを投稿することはできません。

・タイムラインへの位置情報の投稿

LTON:(Location Tweet ON) 山頂へのアプローチ・ウェルカムメッセージを送る際にSOTAwatchspotJAのタイムラインにも投稿します。

LTOFF:(Locatin Tweet OFF) SOTAwatchspotJAのタイムラインへの投稿を止めます。(既定値)

例:コマンド:LTON

        メッセージ:Set location tweet ON

       到着時のタイムライン: JL1NIE-7 Welcome to JA/KN-006. Ooyama 1252m 8pts.

ビーコン受信状況の表示

ST:(STatus) 直近2時間のビーコン受信状況を以下のフォーマットで返します。山頂にいる局リストにはビーコンの受信時間が表示されています。

 フォーマット: On:<山頂にいる局リスト> Near:<山頂付近にいる局リスト> Recv:<ビーコンを受信した局リスト>

 例:On:JL1NIE(01:35) Near: None Recv: None

コマンド一覧の表示

HELP

 FAQ(よくある質問)

Q. いつからビーコンを受信しているのですか?

A. SOTAwatch2のアラートに登録された到着予定時刻(ETA)の5時間前から6時間後までアクティベーション局のコールサインでビーコンを探しています。

Q. SOTAwatchのアラートに登録しないとコマンドは使えないのですか?

A.  スポット情報(JA/DX)、ビーコン受信状況(ST)及びHELPコマンドはアラートを登録しなくてもいつでも使うことができます。


Q. どのタイミングでメッセージを送りますか?またメッセージの意味は?

  • 山頂から300m以内のビーコンを受信すると山頂までの距離と方角(真北を0度とした角度)を通知します。
    例: Approaching JA/KN-006, 250m(-90) to go.

  • 山頂から100m以内になるとWelcomeメッセージと共に山頂付近のJCC/JCG、直近にスポットされているJA国内のアクティベーションを通知します。
    例: Welcome to JA/KN-006. Ooyama 1252m 8pts.
               Isehara-city<JCC#1115>
               00:30-JL1NIE/1-14.061 00:46-JA1YCB/1-7.012

Q. メッセージが来ないのですが?又は沢山同じメッセージが来るのですが?

A. 電波状況によってはメッセージが届かない場合があります。また受信局からメッセージ受理通知(ack)が届かない場合、SLIPPERからメッセージの再送を行うため何通も同じ内容のメッセージが届くことがあります。

唐松尾山(JA/YN-022)、竜喰山(JA/ST-022) アクティベーション(後編)

f:id:CentralAttack:20181028162805j:plain

唐松尾山(JA/YN-022)、竜喰山(JA/ST-022)アクティベーションの後編です。テント泊の翌朝は4時過ぎに目が覚めました。外を見ると空は晴れ上がり満天の星空でした。奥秩父縦走をされているのか他のテント泊の登山客は朝食の用意を始めているようです。

こちらはテント場の様子。

f:id:CentralAttack:20181028161426j:plain

昨晩は冷え込んだようでテントの裏側には氷がびっしりとへばりついていました。

f:id:CentralAttack:20181028162030j:plain

朝食後、7時過ぎにGPY局とGaryさんは唐松尾山方面へ、IHV局と当局は7時半過ぎに今日の目的地の竜喰山に向かいます。飛龍山への登山道から脇道にそれ笹薮をかき分け途中のP1883へ。P1883からは富士山から南アルプスが一望できる絶景が拡がっていました。

f:id:CentralAttack:20181028001040j:plain

P1883から竜喰山まではわりとしっかりした踏み跡がついています。何度かピークを乗り越え山頂に到着。

f:id:CentralAttack:20181028163215j:plain

今日も14MHzからGlue-EFHWでQRVです。

f:id:CentralAttack:20181028163307j:plain

f:id:CentralAttack:20181028163706j:plain

7MHzのかぶりが若干ありますが、ニュージーランドオレゴンコロラドを含む10局とQSO後QRT。IHV局はもう少しSSBでサービスを続けられるということで、夕方に用事がある当局だけ先に下山させてもらうことにしました。

11時半には将監小屋に到着。テントを撤収し13時半には民宿みはらしに到着。心配していた膝痛も出ないで済みました。

帰り道は中央道の渋滞を避けるため411号を奥多摩湖方面へ抜けていくルートに。途中の道の駅たばやまでは昨日いただいた「鹿肉ソーセージ」をゲットしました。

二日間にわたるSOTAアクティベーション、ちょっと盛りだくさんでQRVの時間が短くなってしまったのが心残りですがとても楽しい時間でした。次回もう少し身体を鍛えなおしてトライしてみたいとおもいます。参加いただいたIHV局・GPY局・Garyさん、コールいただいた各局ありがとうございました。

 

おまけ

帰宅してからこんな記事をみつけました。

秩父の国有林 ちょっと昔のはなし – 森の活人

甲武信小屋も将監小屋も元は営林署の伐採の拠点だったようです。不勉強で知らなかったのですが昭和30年代から40年代まだ円が固定相場だった時代は輸出材が外貨獲得の花形だった時代もあったようですね。全国津々浦々に張り巡らせられている林道もその時代の産物のようです。最近国内林業に復活の兆しと言われているようですが、次世代の担い手が育って林業が産業として健全に継続していくことを願ってやみません(アマチュア無線も同じですね)。

唐松尾山(JA/YN-022)、竜喰山(JA/ST-022) アクティベーション(前編)

f:id:CentralAttack:20181028003044j:plain

SOTA仲間のJI1IHV局・JG1GPY局・JA1002SWL局(Garyさん)と奥秩父唐松尾山(JA/YN-022)、竜喰山(JA/ST-022)を泊りがけでアクティベーションして来ました。

中央道 勝沼IC経由で411号から奥秩父・一ノ瀬高原まで自宅から2時間。登山口の側の民宿みはらしに車を停めてIHV局と合流し7時半に出発。

f:id:CentralAttack:20181028001905j:plain

将監小屋までは簡素ながらも林道が整備されており歩きやすいの道のりです。普段担ぎなれていない装備が肩に食い込みます。こちらは19kgの重さに耐えるIHV局。(後で測ったら20数kgあったとか?)

f:id:CentralAttack:20181028002514j:plain

将監小屋に到着したのがちょうど2時間後の9時半。素晴らしいロケーションです。

f:id:CentralAttack:20181028003020j:plain

テント場は段々畑のようにきれいに整備されています。トイレもバイオトイレでとても綺麗。快適なテント場でした。テントを張り一息ついてから今日の目的地の奥多摩最高峰の唐松尾山(2109m)へ。この上の将監峠を抜けて行きます。

f:id:CentralAttack:20181028003044j:plain

こちらは途中の山ノ神土。笠取山への巻き道は通行止めになっていました。奥へ向かうと200名山にもなっている和名倉山(白石山)です。SOTA山ではないですがいつかは行ってみたい山です。

f:id:CentralAttack:20181028154258j:plain

2時間程で唐松尾山に到着。山頂に着くとガスも出て来て気温が下がってきました。将監峠が暖かったので油断して薄着で来てしまったため、酷使してきた脚が攣る始末。準備の良いIHVさんはダウンを着込んでます。当局もどうにか14MHzでQRV。ニュージーランドとのS2S・アリゾナを含む6局で寒さの為QRTとなりました(他のバンドでお待ちいただいていた各局申し訳ありません)。

f:id:CentralAttack:20181028154450j:plain

IHV局はまだQRVを続けていますが、あまりの寒さのため先に下山させてもらうことにしました。冷やしたせいか下山時には持病の膝痛が。帰り道に寄ろうと思っていた西御殿岩に寄る時間が取れませんでした。どうにか将監小屋に辿りつくと丁度GPY局とGaryさんが登ってきたところでした。

天気は下り坂でみぞれ混じりの雨が降っています。下山してきたIHV局も一緒に夕食の支度。温かい食事を取りやっと身体が暖まってきました。

f:id:CentralAttack:20181028155722j:plain

夕食後は山小屋に寄らせていただいて小屋泊の皆さんと談笑タイム。スマホも通じずTVもない世界で暖炉を囲みながらとりとめのない話をする贅沢な時間でした。そのうちのお一人からは鹿肉のソーセージもご馳走になりました。いわゆるジビエというものでしょうか。とても美味でした。

そろそろ疲れてきたのでテントへ。風雨の音が気になりますがシュラフの中は暖かく良く眠ることができました。

(後編へ続く)

大菩薩嶺(JA/YN-024)

f:id:CentralAttack:20180924232142j:plain

連休最終日、末っ子を連れて久しぶりに大菩薩嶺アクティベーションしてきました。いつものように唐松尾根から雷岩を経由して山頂へ向かいます。

f:id:CentralAttack:20180924232807j:plain

色々と忘れ物をしたせいで登りはじめたのは既に7時過ぎになってしまいました。末っ子に急かされちょうど1時間で雷岩へ。ちょうど良いタイミングで雲も晴れ富士山のシルエットが綺麗でした。

雷岩から少し北へ向かい山頂へ。台風の影響か途中倒木が多くありました。

f:id:CentralAttack:20180924233249j:plain

山頂では新調した7.9mの竿にGlue-EFHWを展開。木々に覆われアンテナを展開するのが面倒です。ギボシを外した状態で最初から7MHz分までエレメントを展開したのですが、ギボシに手が届くところに竿を縮めるとエレメントが木々と絡まり面倒なことになりました。10MHz/7MHz用のエレメントは上げ下げが不要なトラップにした方が便利かもしれません。

f:id:CentralAttack:20180924233425j:plain

14MHzからはじめるといつも呼んで下さるJS6TMW Steveさんからコール。4Wでも大変強力でした。1エリア中心にチェイサー各局なコールいただいた後、JA/NN-216をアクティベーション中のJF1NDT局からもコールいただきS2Sが完成。

ここでスポットを確認してみるとVK3/VW-014をVK3BYD局が18MHzにいるとのこと。バンド変更すると14MHzのアンテナでも聞こえます。急遽ギボシを付け替え10Wでコール。QSBの底ではカスカスでしたが二つめのS2Sとなりました。18MHzではSOTA仲間のJI1IHV局とご子息のJI1UPL局が畑からコール。UPL局の縦振電鍵が綺麗な符号で感心していました。

自宅にいらっしゃるJG1GPY局と430MHzでラグチュー後、10MHzでCQを出し始めます。電池を使い切ろうと10Wで運用していたのですが、どうもGlue-EFHWのコアが発熱しているらしくSWRがかなり上がります。

5W以下では問題ないようなのでパワーを落として運用を継続しましたが、10Wで連続して使うのであれば、もう少し大きめコア(FT-82の#43材)に太目の線(0.3mm又は0.5mm UEW)を巻いた方が良さそうです。

Twitterのタイムラインを追っていると、SOTA仲間のJG4LCS局が宇多田ヒカルのコマーシャルでも有名な鳥取の烏ヶ山JA/TT-052の山頂にいらっしゃるとのこと。7MHzでの運用をお願いして3つ目のS2Sをゲットすることができました。

youtu.be

最近7MHzは昼間からOTHらしきパタパタノイズで埋もれているようです。ノイズブランカが効くことがあるので、普段ほとんど使っていないKX2のノイズブランカを試してみました。NBを入れることでノイズは軽減されるのですが、消えるレベルまで設定を上げると、ご本尊がほとんど聞こえなくなるという弊害もあるようです。せっかくのSDRなのでOTH向けに味付けしたNBにアップデートしてくれないかな。

さてそろそろ末っ子も飽きて来たので下山の準備。帰り道、雷岩の上から末っ子が特小でCQを何度か出してみたのですが残念ながら呼ばれず仕舞いでした。

f:id:CentralAttack:20180925000517j:plain

天気にも恵まれ久しぶりに親子でのんびり過ごすことができました。

本日もコールいただいた各局ありがとうございました。

QSLカードの作成

f:id:CentralAttack:20180922203930j:plain

せっかくの連休が雨模様なので、昨年来やろうやろうと思って進んでいなかったQSLカードを作成しました。以下、備忘録を兼ねて手順をまとめてみました。

 

(1)印刷通販業者への登録

安くて評判の良かったプリントパックにしました。

www.printpac.co.jp

ユーザ登録を済ませて早速発注。表面は写真をベースにしたコールサインをデザイン、裏はインクジェットで自前の印刷とするため、ポストカードから「強光沢/普通紙(ミラー上質紙)180kg」を選びました。「アートポスト」など裏面に筆記性の無いタイプのカードはインクジェット印刷には向かないそうです。

ちなみに片面4色1000枚で送料込み2350円(7営業日)と非常にお安い料金設定でした。

データ入稿は発注してからになるのでとりあえず上記で発注を済ませます。

 

(2)データ入稿の形式を選ぶ

AdobeIllustratorなどから作ったPDFでの入稿がお勧めらしいのですが、貧乏人なのでGIMPで作ったJPGファイルで入稿することにしました。指定されたアプリから生成したPDFファイルだとWeb入稿時にクイックチェックをしてくれるのですが残念ながらJPGは対象外です。

 

(3)ツールのインストール

GIMPをインストールされていない方はこちらからダウンロードしてください。この記事を書いている時点で2.10.6が最新版です。途中インストーラで言語を聞いてきますがEnglishを選択して下さい。インストール後、システムの言語設定に合わせてツールの言語が設定されます(ツールのメニューは日本語で表示されます)。

フォントを追加したい場合はこちらを参考にしてください。Google Fontsに色々なフォントがあります。私は英文は全てMontserratにしています。ダウンロードはこちらから

 

(4)入稿データを作る

あとはGIMPを使って自由にデザインするだけです。参考までに写真をベースにコールサインを配したデータを作る手順を以下に示します。

1. 背景のレイヤーを作成

GIMPを立ち上げ、背景になる写真をドラッグ&ドロップします。新しいレイヤーが作られ写真が表示されると思います。次にポストカードサイズまで縮小するため「レイヤー」→「レイヤーの拡大・縮小」を選択し、単位をmmにして幅を148mmにします。縦は元の写真のアスペクトに自動的に設定されます。

縮小したら、「画像」→「キャンバスサイズの変更」を選び、ここで用紙のサイズである横148mm縦100mmを設定します(端が白くなると格好悪いので若干大き目が良いかも)。写真の上下が一部欠けると思いますが適宜調整してください。完了したら画面左下の縮尺を100%にしておきます。

2.文字のレイヤーを作る

「レイヤー」ウィンドウのレイヤの部分で右クリックで「新しいレイヤーの追加」を選びます。新しいレイヤが追加されるので、「ツール」→「テキスト」でコールサインを追加します。必要に応じて住所やコメント等を追加してください。

3.その他のレイヤ

その他SOTAのロゴなど必要なレイヤーを作ります。

4.データのエクスポート

ファイルに名前を付けてセーブした後、「ファイル」→「エキスポート」でJPGファイルにエキスポートします。ファイル形式は拡張子で決まりますので、拡張子に「.jpg」を指定して下さい。JPEGエンコード時の品質は最高品質でしておけば問題ないと思います。

 

(5)入稿データのアップロード

セーブしたJPEGファイルを目視し問題が無いか確認してください。その後プリントパックの「Webからのデータ入稿」でJPGファイルをアップロードすれば完了です。

 

参考データ

GitHubGIMPのデータを置いておきます。ライセンスはCC BY-SAです。

f:id:CentralAttack:20180922223622j:plain

 

ハムフェア2018

f:id:CentralAttack:20180825233244j:plain

SOTA日本支部のブース、初日から多くの方にご来場いただき大変盛況でした。夜はSOTA愛好家の皆さんと宴会。二次会もアクティベーション談義に花が咲き盛り上がりました。

二日目、朝9時半過ぎに出勤したら昨日相当深酒したはずのメンバがもう全員揃っています。山登りで鍛えているだけあって皆さんタフですね。

二日間ブース設営をお手伝いいただいた皆様お疲れ様でした。またSOTAに興味を持ってブースを訪れていただいた皆様ありがとうございました。展示させていただいた資料はこちらからダウンロード可能 です。

ちなみにこちらは今年のハムフェアの戦利品。

f:id:CentralAttack:20180825233126j:plain

SOTA仲間のJM1NCT局がいつも楽しそうにしているので興味がありました。ちょうど店頭にあったので価格を確認したところ税込11.5kとかなりお値打ち。思わずゲットしてしまいました。コールは「かわさきNE602」にしようと思います。いつも山に連れて行っている末っ子も特小のQRV動画を見せたところ興味を持ったようです。次の山行でデビューなるか?楽しみです。

本社ヶ丸(JA/YN-043)

f:id:CentralAttack:20180816222728j:plain

 前回の砥山が山登り的には若干物足りなかったので、笹子川右岸の最高峰らしい本社ヶ丸(JA/YN-043) 1631mをアクティベーションしてきました。

 当日は朝4時に自宅を出発。途中、談合坂で夜明けとなったのですが風も強く空には怪しい雲が沢山。先行きが危ぶまれます。

f:id:CentralAttack:20180816223505j:plain

 一宮御坂ICから御坂みちを入ると雨が降ってきました。三ツ峠登山口に着いた頃には止んでいましたが風は相変わらず激しいままでした。

 平日ということもあり6時近くでも駐車場は空いています。黄色いゲートを抜けて清八林道へ。

f:id:CentralAttack:20180816223855j:plain

 比較的平坦な林道を40分ほど行くと、清八山・三ツ峠山の分岐点、大幡八丁峠へ。ここを左折し清八山に向かいます。15分ほど登ると清八山へ到着。山頂は素晴らしい眺めですが、残念ながら富士山は雲の中でした。

f:id:CentralAttack:20180816224330j:plain

少し進むと笹子方面から来る登山道との分岐、清八峠です。本社ヶ丸はここから40分。

f:id:CentralAttack:20180816224537j:plain

清八山と本社ヶ丸の間はかなりごつごつした岩場です。途中ミニミニ・ナイフリッジがあったり、濡れたこんな岩を登ったりと、眠気が一気に吹き飛びました。

f:id:CentralAttack:20180816224839j:plain

アドレナリンのおかげか30分程で本社ヶ丸に到着。山頂そのものが大きな岩の上にいるような感じで、ごつごつ岩が露出している上に大変狭く、あまり居心地良くありません。

f:id:CentralAttack:20180816225045j:plain

そのかわり景色は最高です。甲府方面(冒頭)から富士山まで360°のパノラマが開けていました。

f:id:CentralAttack:20180816225617j:plain

 アラートの予告時間も近いので、早速釣り竿を立ち木に固定しGlue-EFHWに14MHzのエレメントをつけて展開します。吹きさらしになっているため台風並みの強い風が吹いており釣竿も先が大きくしなっています。

f:id:CentralAttack:20180816225853j:plain

荷物も置いておくと飛ばされてしまうので必要最小限のものだけ出してQRV。伝搬状況は良いようで1エリア以外にも4/6エリアがS9オーバー、VK/ZLからもコールいただけました。

f:id:CentralAttack:20180816230118j:plain

ところがここでトラブル発生。先日買った中華ロッドが途中から折れてしまいました。前回砥山のアクティベーションでヒビがあるのを見つけていたのですが、そこから派手に折れてしまいました。

 台風並みの風が吹いている上に、隣の山から雲も迫って来ています。雨風の中を岩山を降りるのも辛いので泣く泣く30分程のQRVでQRTさせていただきました。(最短アクティベーション記録かも。)

 時間が大幅に余ってしまったので、帰り道は道の駅「なるさわ」横の温泉で雨の露天風呂を楽しんだあと、山中湖畔・道志みちをのんびりドライブして帰宅しました。

本日もコールいただいた各局ありがとうございました。

 

砥山(JA/TK-034)

f:id:CentralAttack:20180816214326j:plain

 久しぶりのSOTAアクティベーションをしてきました。猛暑ということもあり比較的登り易い山でリハビリも兼ねて行先は奥多摩は都民の森の「砥山」にしました。

 当日は枡形山無線倶楽部の面々を途中で拾い、都民の森の駐車場の開く8時前に到着。駐車場から森林館を抜け、炭焼き小屋を右に。そこから30分程ですぐに山頂です。簡単に登れる割には標高は1302mもあります。気温は22℃と涼しく下界の熱気が嘘のようです。尾根伝いに早速各局がアンテナを展開します。

 14-10-7MHz専用のPFR-3を持参した7M4EZB局が14MHzから、18MHzより上がJG1GPY局、当局は10MHzからQRVしました。

f:id:CentralAttack:20180816215837j:plain

 10MHzはいつものGlue-EFHW。国内のバンドコンディションも良いようで国内各エリアから呼んでいただけました。今日はVK-ZL Winter SOTA Partyが開催されておりVK/ZLの各局とのS2Sを期待していたのですが、残念ながらVK方面の入感はありませんでした。

 各局の状況を見物にいくと、7M4EZB局のPFR-3が内蔵チューナの具合が悪く14MHzでQRV出来ないとのこと。勿体ないのでGlue-EFHWに代えてGPを上げてQRVしました。一瞬SOTA Party参加中のVK2IO局が入感したのですがノイズに埋もれて聞こえなくなってしまいました。もう少し早い時間帯ならチャンスがあったかもしれません。

 GPY局は既に6mにQSY。今日はSkydoorアンテナも持ってきていたのでロータリーダイポールと比較実験をしていただきました。QSO中の局にご協力いただき較べてみたところ、送受ともにS2ぐらいSkydoorが良いという結果になりました。サイズ的には随分大きくなりますが、かなりゲインはあるようです。

 そうこうしているうちに3時間近くが経過。帰りも30分とお手軽に下山。温泉で汗を流し帰路につきました。

 VK-ZL Winter SOTA Partyには参加できませんでしたが、久々のアクティベーションを楽しむことができました。コールいただいた各局ありがとうございました。