JL1NIE ’s blog

趣味のアマチュア無線やプログラミングについて徒然と。

石老山(JA/KN-018)

久しぶりに週末にまとまった時間が取れました。ひと月ぶりのアクティベーションはリハビリも兼ねて近場の石老山(JA/KN-018)。

 前日ザックに荷物を詰めながら、「HB1Bの18MHzの感度不足対策にブレッドボードのレシーバを持っていこう!」と突如思い立ちました。液晶のレイアウト変更やダイオードのリミッタを入れたり急ごしらえの改造。パーツケースに入るだろうとたかをくくっていたら部品が干渉して蓋が締まりません。山頂でパーツをばら撒いてしまいそうなので泣く泣く断念しました。
f:id:CentralAttack:20161203164849j:image

 朝6時に最寄駅を出発し、相模湖でバスに乗り換え。石老山入口に着いたのが7時半過ぎです。
f:id:CentralAttack:20161203165101j:image
 急げば9時前にQRV出来るかも知れません。石老山は山道の奇岩で有名。こんな岩がゴロゴロしています。
f:id:CentralAttack:20161203165410j:image

 途中の展望台からの眺め。右端は津久井湖畔の城山です。
f:id:CentralAttack:20161203165616j:image

 山道も平坦で景色をみながらのんびり登っても9時前に山頂に着くことが出来ました。今日は天気も良く山頂からの眺めも格別です。
f:id:CentralAttack:20161203165808j:image

 山頂にはベンチが沢山あるのですが、登山口に沢山のハイカーの方がいた事から混雑が予想されます。少し外れた場所に細引きとペグでトレッキングポールを固定し釣竿を取り付けました。
f:id:CentralAttack:20161203171230j:image

こちらは本日のシャック。


f:id:CentralAttack:20161203171437j:image

 今日は天気も良くアクティベーター各局が既にオンエアしています。まずは臼杵山のJJ1SWI局から、少し上で備前楯山に移動中のJS1UEH局からもコールいただきました。その後VK/ZLのチェイサー各局、NS7Pさんは何度か呼んで頂いているのですが、こちらのコールバックが取れないようです。

 14MHzに降りるとJG1GPY局が7MHzのエレメントに乗せてコールしていただきました。山頂に既に2時間半。身体も冷え切っててしまったのでカップラーメンとコーヒーで休憩です。
f:id:CentralAttack:20161203203142j:image
 twitterを覗くと西光寺山に移動中のJP3DGT局が7MHzに出られるとのこと。14MHzからだとエレメントの変更が不要なのでチューンだけでQSY、S2S完成です。今日は天気も良かったせいか3局もS2Sを達成することが出来ました。

 しかし残念だったのは18MHzの伝播状況が良かったこと。やはり早くリグを完成させないとですね。

 帰り道は大明神展望台を経由して下山。こちらも素晴らしい眺望でした。
f:id:CentralAttack:20161203203431j:image

 山を下ると田舎ののどかな風景。向こうには遊園地が見えます。
f:id:CentralAttack:20161203203554j:image
 近くまで行くと、どうも日帰り温泉があるらしい。
f:id:CentralAttack:20161203203707j:image

 アクティベーションの疲れを温泉で癒やし帰路につきました。
f:id:CentralAttack:20161203203801j:image

 今日は久しぶりのアクティベーションでしたが、天気にも恵まれSOTAを満喫することが出来ました。本日もコールいただいた各局ありがとうございました。

近況報告

ここのところ忙しくてしばらくblogの更新をサボってしまいました。

 週末も諸々の用事が入りフルに休日を使うことが出来ません。SOTAチェイサーをやりたくても、帰ってきた頃には既に皆さん下山されておりなかなか呼ぶ機会もとれません。

 そんな訳で空いた夜の時間にちょこちょこと自作をしておりましたので簡単にご紹介です。

  • Si5351を使ったVFO

f:id:CentralAttack:20161128004553j:plain

 定番のSi5351を使ったVFOです。コントローラはArduino Pro Micro(モドキ)を使っています。USBインタフェースもついており直接プログラムできるのが便利です。液晶はAitendoでゲットしたST7565を使った128x64の極小サイズの液晶。小さいのは良いのですが小さすぎて老眼には辛かったです。u8glibを使って表示していたのですが、大き目のフォントを使うとメモリを消費してしまうのが痛いです。

 あとで気が付いたのですがSi5351も液晶もインタフェースは3.3Vでした。しかたがないのでSPIは抵抗で分圧、i2cバスはレベルシフタを買ってきて接続しました。もう少し考えればよかった。

 このボード、新しいリグのロジックボードとして使うつもりだったのですが、ブレッドボードに差し込むときに一ピンズレて差し込んでしまい、I/OにVccをぶち込んでしまいました。結果USBシリアルが無応答、ご昇天です。(写真がモノクロなのはそのためです。^_^; )

  • 便利な小物

f:id:CentralAttack:20161128005715j:plain

 PLL-VFOがお亡くなりになったので、再度ロジックボードから作り直しです。3.3V系に電源を統一するため生のATmega328を使うことにしました。AVR ISP Mk2は以前からもっていたので、ZIFソケットにレギュレータをつけてAVR ISPからATmega328に書き込めるインタフェースを作りました(上)。クロックのクリスタルやらパスコンはAitendoのこちらを利用。3.3Vで使うためクロックは8MHzに変更しています。

 早速、ATmega328をつないでAtmel Studioからアクセス。無事認識されました。Fuse設定のCKDIV8のチェックを外して8MHzフルスピードで動くように変更します。

 Arduino IDEの方は最新の1.7.11にアップデート。以前はUSBドライバが競合するなどAtmel Studioとの共存がややこしかったようですが、特に問題なく起動。USBシリアルのブートローダは不要なので、直接Arudino IDEからAVR ISPを使って書き込むことにします。Lチカプログラムも無事書きこめ動作確認OKです。

 もう一つの小物は水晶発振器(下)。普通のコルピッツ発振器ですが、ちょっと違うのは直列に入っているコンデンサを切り替えその周波数の変化から水晶定数を求めることができるという便利な小道具です。JA9TTTさんの詳しい記事がこちらにあります。

 今回は一番簡単なCohn minimum lossタイプのラダーフィルタなのでそこまで特性を厳密に取らなくても良いのでしょうが、つい面白いので作ってしまいました(ブレッドボードの実装ではそもそも特性以前の問題ですね)。

 ちなみにAitendoで買ってきた20個の水晶を測ってみた結果はこちら。

f:id:CentralAttack:20161128012220j:plain

  • 受信機のプロトタイプ

f:id:CentralAttack:20161128012339j:plain

 トランシーバを作る前にブレッドボードで受信機をプロトタイピングしてみました。私も始めての経験なのですが高周波回路でも一応HF/6mぐらいまでなら動くようですね。

 Si5351のVFOと電源が上側、下側がアナログRF部分です。ATmega328を8MHzで動かし電源を3.3Vにしています。液晶は少し大きめのNOKIA5110。これも定番です。
 下は左からBPF(これは7MHz用)、2SC2026で作ったプリアンプ、ミキサのNJM2594です。2594はSOP8なのでシール基板に乗せています。よくある変換基盤を使うとパターンによってはクロストークがあるようなのでシール基板にしました(とても高価ですが)。その横は4ポールのクリスタルフィルタ(バリキャップで帯域可変にしています)、MC1530Pを使ったAGC付きIFアンプ、SA612を使ったBFO(LoはSi5351から供給しています)、LM386、AGC用のオペアンプといった構成です。

 NJM2594はSA612のようにミキサでゲインが取れないのでプリアンプを入れたのですが夜は北京放送ばかりです。ブレッドボードのせいもあるかもしれませんが、もう少しBPFを強化しないとダメかも。

 VFOのプログラムはEhterkitのSi5351のライブラリにu8glibなどをつけて自作しています。BFOもSi531から供給しているので、昔懐かしいIFシフトもできました。

 ただBFOまでSI5351に供給するとスプリアスが多いので、ここは水晶にするかもしれません。

 こんな感じでアヤシク光ります。

f:id:CentralAttack:20161128013803j:plain

 まずは受信機だけタカチのMB-51に入れる予定です。BPFはピンヘッダで差し込んで切り替えるか、余裕があれば秋月で買ってきたラッチリレーで切り替えの予定。1極で使いにくそうなリレーだったのですが、こういう手抜き用のチップを見つけてきました。使わなかったらATUでも作ってみようかと思います。

 サイズ的にはユニバーサル基板では厳しいと思うので、初のEagleにトライしてみたいと思います。送信機側もありますし、先はまだまだ長くなりそうです。

・お亡くなりになった部品たち

f:id:CentralAttack:20161128014034j:plain

 ブレッドボードで適当に作っていたので、いろいろトラブルが多いです。下はお亡くなりになったPLL VFO。上は死んでしまったミキサとPLL。当初子基板にプリアンプを作っていたのですが場所の問題でカップリングコンデンサを親基板としたのを忘れて接続。ミキサに直接Vccを入れたところSi5351と一緒にお亡くなりになりました。(本当にそれで死んだのかは謎なのですが)。

 

・おまけ

 自作の合間にCQWWコンテストにプチ参戦しました。久々に夕方の7MHzで強力なW各局を聴けて楽しかったです。夕方から夕食までの短い間でしたが20局程度QSOして店仕舞しました。

f:id:CentralAttack:20161128014657j:plain

Blog開設から一年

 Blogを書き始めてから丁度一年が経とうとしています。ちょっと気が早いですがBlog開設からこの一年の出来事をまとめてみました。

  • SOTA

 2016/2/7の城山(JA/KN-022)を最初に、これまで22座登っているようです。再開局以来初めて移動運用したのが1月おわりでしたので本当にハマったという感じですね。

 詳細は以下の通り。関東近郊の山が中心であまり遠出はしていません。

f:id:CentralAttack:20161105193229j:plain

 無線やTwitterでSOTA仲間や移動運用好き・自作好きのアマチュア無線家の方々と沢山知り合えることができました。一部の方々とは山でお会いしたりイベントでお会いできたりと、大変充実した一年でした。

  • コンテスト

 CW中心にプチ参戦しています。FCWA QSOパーティ東京コンテストQRPコンテストなどなど。6m&Downやフィールドデーコンテストでは再開局以来初めてフォーンで参戦しました。

  • 無線局設備など

  2009年の再開局以来、固定局のメインリグはTS-590、アンテナはAH-4+釣竿ランダムワイヤと変わっていません。この一年で、移動運用でメインリグ使っているYoukitsのHB-1B、プチ移動運用向けのSmall Wonder Labs.のSW40が増えました。SW40は製作を始めてから5年越しでの完成でした。

 また6月には開局以来初めて144/430MHzを始めました。リグはFT1-XD、アンテナは固定用には144/430MHz用にナガラの2eleを常設しています。

 移動用のアンテナはHFが14/18/21MHzのエレメントをギボシで繋いだEFHWを釣竿でバーチカルにしたものと、14/18/21MHzのギボシDPを自作しています。
 HF帯のアンテナの調整には以前はノイズブリッジを愛用していたのですが、激安アンテナアナライザSARK-100を導入しました。

 V/UHFはDiamondのRH-770、430MHzは6エレ八木ラジアルレスの6段コリニアアンテナを自作しています。

  • 電子工作など

 細々とですがTeensy(ARM CortexM4版のArduino)やRaspberry Piで遊んでいます。中華製液晶やLEDマトリクスをつないで、温度気圧センサを付けてお天気ステーションなど作っていました。最近はSi5351を使ったVFOを作成中。NorcalのSierraをお手本に次の移動用リグを作りたいと思っています。LTspiceやEagleなどにも手を出し始めました。あとPixieを早く作らないと。

 また最近念願のデジタルオシロ DS1054Zを導入しました。

  • プログラミングなど

 pythonを使った日曜プログラミングを楽しんでいます。国土地理院のGSIデータを使ったSOTA山発見プログラムや、TwitterSOTA/JAFFアクティベーションをspotしたり、APRSメッセージでSOTAのspot情報を送ってくれるbotなどを作っていました。

 
 なんだか色々手を出し過ぎた感もある1年でしたが、これからものんびり楽しんでいければと思います。

QRPコンテスト

 文化の日、子供の引率の合間にJARL QRPクラブ60周年記念QRPコンテストに参戦してきました。移動地は世田谷公園。
f:id:CentralAttack:20161103133149j:image

 噴水の横を抜けて、ちょっと小高くなった丘にEFHWを上げてみます。長い竿を持ち歩くのも邪魔なので今日は5.2mの渓流竿。運用場所も狹いのでとりあえず21MHzのエレメントを付けてみました。
f:id:CentralAttack:20161103133421j:image

 リグはSW40。7MHzの自作機部門での参加です。

f:id:CentralAttack:20161103133613j:image

 9:00からコンテスト開始。ところが呼ぶ局、呼ぶ局すべてスルー。やっとこさで2局のQSO。山頂とはずいぶん勝手が違います。

 あまりに飛ばないのでエレメントの展開方向を変えて14MHzのエレメントを装着。
f:id:CentralAttack:20161103134022j:image

 少しは飛ぶようになって来たようで3、7エリアともQSOできました。

 スポットを眺めているとJG5JXW局がJA5/KA-064からQRV!チューンしてみると弱いながらも入感があります。2.5WにヘロヘロのEFHWでは難しいかなとコールしてみたところ、早速コールバック!RST319ですが取っていただけたようです。

 その後コンテスト参加局を何局かコールしているうちに子供の迎えの時間に。計8局のQSOでした。休日のちょっとした隙間時間のQRVでしたが楽しい時間を過ごすことが出来ました。

 

(おまけ)

QRPコンテストは自作機は中の写真を送る必要があるみたいですね。こちらがSmall Wonder Labs. のSW40の中身。ちょっと雑然としていますね。一番奥はFreq-Miteです。

f:id:CentralAttack:20161103190608j:plain

菰釣山(こもつるしやま) JA/KN-005

 今日は久しぶりの枡形山無線倶楽部(無線局の実体はありません^_^;)の活動日。丹沢 菰釣山(JA/KN-005)をアクティベーションしてきました。

 朝6時に最寄り駅に集合し、道志みちを西へ。「道の駅どうし」で一休みしたあと、少し先の「道志の森キャンプ場」への入り口を左に曲がります。キャンプ場を左手に見ながら奥へ奥へ。もうこれ以上進めなくなるまで林道を登り大西沢のゲート横に車を止めます。ここから山頂まで標準コースタイムで1時間15分ほど。左手の林道を登っていくと菰釣山登山口になります。

f:id:CentralAttack:20161030210046j:plain

沢の横を登っているいくのでいたるところに苔が。

f:id:CentralAttack:20161030210450j:plain

登り始めてから30分ほどでモロクボ沢ノ頭との分岐に到達しました。

f:id:CentralAttack:20161030211721j:plain

 少し登ると、菰釣避難小屋があります。中はとても快適そう。急な雨などしのぐのに役立ちそうです。

f:id:CentralAttack:20161030212949j:plain

 更に登ること30分弱。麓から1時間ちょっとで菰釣山山頂に到着。辺りはガスで眺望がありません。風も強く気温はなんと5度!

f:id:CentralAttack:20161030213611j:plain

 早速各々シャック作りを始めますが手がかじかんで進みません。こちらは今日の主役(となるはずだった)ATS4b。

f:id:CentralAttack:20161030213737j:plain

 各バンドの担当を決め14MHzでQRV。早速コールいただけたのですが、各局Sは弱め。21MHzのATS4のスプリアスが気になることから暫しQRX。山頂はますます寒くなり、皆冬のジャケットを羽織っています。twitterを眺めていると7M4EZB局のCQはZLまで飛んでいるもののピックアップしてくれないとのコメントが。早速リグを調べたところ極端に受信機の感度が悪いことが判明しました。残念ながら本日はQRT。

f:id:CentralAttack:20161030214659j:plain

 あまりにも寒さに私は早めの昼食当番。コンロでお湯を沸かしてカップラーメンを作りに専念します。この間にGPY局が各局をさばいていきます。

f:id:CentralAttack:20161030214953j:plain

 これ以上山頂にいると本当に風邪をひいてしまいそうな寒さです。どうにかSOTAの規定局数をこなしたので下山することにしました。

最後に冷え切った身体を暖めるため、「道志の湯」に寄り道。身体の芯から暖まりほっと一息つくことが出来ました。

f:id:CentralAttack:20161030215646j:plain

 今日はいろいろトラブル続きでしたがアクティベーションそのものは大変楽しいものでした。また次の機会にリベンジしたいと思います。

本日もコールいただいた各局ありがとうございました。

デジタルオシロが来た

なんだかんだとずっと購入を悩んでいたデジタルオシロですが、最近また少し自作に手を出し始めて購入熱が再燃してしまいました。「とりあえず何か一台はないと色々不便なのでは」と7M4EZBさんに背中を押して押していただき決めたのが、こちらのDS1054Zです。

www.rigolna.com

AliExpress/Amazon/eBayと購入ルートは色々あるようですが国内代理店の保証もついているということでAmazonで購入することにしました。市川の倉庫に在庫があるようで発注してから数日で届きました。箱は大きいですが本体はコンパクトです。

f:id:CentralAttack:20161030201546j:plain

早速Si5351をTeensyに繋いでgithubからetherkitのArduinoのライブラリを入手。ARMではFlashメモリをアクセスするpgmspace.hがないので#ifdefで外し、PROGMEMをconst修飾子にdefineしておきます。

 早速ブレッドボード上で組み立ててみると、うんともすんとも出力が出てきません。オシロで見るとTeensyのi2cのSCL/SDAにも何も出力されていません。あー、そういえばi2cはオープンドレインなのでプルアップしなきゃとやっと気が付きました(以前のボードでは内部でプルアップされていたので、うっかりしていました)。こういうときのデバッグには(レベル低いですけど、、、)やはりオシロは便利です。

 お試し版なので35時間しか使えないのですが、i2cバスでトリガがかけられるというので試してみました。Si5351のi2cアドレス0x60からレジスタを読みだしている様子が良くわかります。

f:id:CentralAttack:20161030203027j:plain

早速CLK0(45MHz)/CLK1(14MHz)の出力をみるとこんな感じになりました。

f:id:CentralAttack:20161030203246j:plain

f:id:CentralAttack:20161030203346j:plain

ということで、あまりに高機能なので使いこなすまでには時間がかかりそうですが、日曜電子工作の強い味方を手に入れることができました。

足和田山 JA/YN-053

 週末に所用が重なり久しぶりのアクティベーションとなりました。今日も長女とそのお友達を遊園地に連れて行く合間を縫ってのアクティベーションです。前日実家に全員集合し朝の5時半に河口湖に向けて出発。思ったより早く着いてしまい現地で時間調整。今日は良い天気になりそうです。

f:id:CentralAttack:20161023224224j:plain

 子供たちを送り届けてから、道の駅なるさわへ。今日はここに車を止めて(ハイキングの方は第3駐車場へどうぞ)、足和田山(JA/YN-053)を目指します。

f:id:CentralAttack:20161023224654j:plain

 道の駅から歩いて500mほどの魔王天神社についたの9時過ぎ。階段を登り神社の左手奥から山道にとりつきます。少し登っていくと食害防止用の電気柵にぶつかります。恐る恐る扉を開けて中へ。

f:id:CentralAttack:20161023225048j:plain

 ほとんど直線の急坂の登りが続きます。40分ほどで三湖台・五湖台(足和田山)の分岐へ。ここからは尾根伝いで楽な道が続きます。

f:id:CentralAttack:20161024064436j:plain

 登り始めてから1時間ちょっと山頂に到着。

f:id:CentralAttack:20161023230054j:plain

 山頂には展望台があり富士山の絶景を拝むことができました。

f:id:CentralAttack:20161023230133j:plain

  山頂の隅の机にアンテナを括り付け本日のシャックとします。

f:id:CentralAttack:20161023230930j:plain

 アンテナはいつものEFHW。なんとBNCの変換コネクタを自宅に置いてきてしまい、430MHzは本体のホイップしか使えないことが判明!今日は時間もないのでHF中心の運用とすることにしました

f:id:CentralAttack:20161023233401j:plain

 まずは14MHzからQRV。国内各局に加え、W/ZLからもコール。シグナルもW局がピークS5、こちらもS4のレポートをいただき完全に秋の空模様となってきたようです。次は18MHz。本社ヶ丸(JA-YN043)をアクティベーション中のJF1NDT局からコールいただきS2Sが完成。21MHzではVK/ZLの各局からコール。特にVK局はピークでS8程度までふれていました。最後に430で本社ヶ丸のNDTさんとラグチュー。見通し距離なのでS9+と強力です。

 今日は国内の伝搬は今一つ、また足和田山自体が周りを山で囲まれているため1・2エリアの直接波も届かずと、ふたを開けると半分がDXという日となりました。NDTさんも国内はUHFの方が良い結果とのこと。あまり局数は延ばせませんでしたが久しぶりにDXを堪能することができました。

 もう少しQRVしたいところですが、空も曇って雨が降りそうな様子。子供達の迎えもあるので早めに下山することにしました。

f:id:CentralAttack:20161023233008j:plain

 最後に道の駅で一服。今日はあまりエネルギーを使わない山だったので収支は大幅にプラスとなりそうです。。。。

 本日もコールいただいた各局ありがとうございました。

次のリグは・・・

 最近Twitter仲間の間でPixieの話題で盛り上がっています。前から興味があったのでAliExpressで覗いてみると、中華版はなんと一台300円!30mバンドへの改造やVXOの可変範囲の拡大などの実験用に3台も購入してしまいました。

 久しぶりに自作熱が高まりQRP関連のサイトを眺めていたところ、NorCalのSierraをモノバンド用に改造している記事が目に留まりました。SierraはQRPリグの中でも本格的な作りのリグで安定したVFOなどが評判のリグなのですが、Wilderness Radioのキットが途絶えて久しくなかなか入手が困難な状況です。

 この方は改造したリグのEAGLE用の基板データまで公開されており、一部入手困難なパーツさえ手に入れば、Sierraをまた復活させることが出来そうです。

f:id:CentralAttack:20161009021033j:plain

 回路図を眺めていると、IFアンプのMC1350Pなどがあれば後はDigikeyなどで入手出来そうな雰囲気。AliExpressを捜していたらMC1350Pも手にいれることが出来そうです。(その後、JJ1SWIさんから「サトー電気」にあるとの情報をいただきました。灯台元暗し!その他の国内通販でも入手可能でした。)

f:id:CentralAttack:20161009021250j:plain

 更に記事を捜していくと、DDSを使ったこんな記事もありました。Sierraの特長が活かせていないという意見もあるかもしれませんが、これはこれで面白い試みだと思います。道のりは長そうですが、まずは定番のSi5351を使ったVFOあたりから初めてみたいと思います。

f:id:CentralAttack:20161009025249j:plain

さてさてどこまで漕ぎつけることが出来ることやら。。。